ピカッと給油ランプ点灯! ナメちゃダメ「車のガス欠」 ランプ点灯後に何キロ走れるのか

電気自動車は電気、燃料電池車は水素で走りますが、2021年現在でもガソリンで走るクルマ(ガソリン車、ハイブリッド車)は多く存在します。では、給油ランプが点灯した場合、残りはどれくらい走行出来るのでしょうか。

給油ランプ付いたら、あとどれくらい走れる?

 クルマで遠出する際に、気にしておきたいのがガソリンの残量です。
 
 しかし、給油ランプ(燃料残量警告灯)が点灯していない場合「まだ大丈夫」という気持ちも生まれてきます。

油断大敵! 給油ランプ点灯しても慌てないで!
油断大敵! 給油ランプ点灯しても慌てないで!

 走り続けるとガソリンが減り、給油ランプが点灯した状態が続くと、最終的には「ガス欠」と呼ばれる状況となり、最悪の場合クルマが動かなくなります。

 一般道であれば、人里離れた山奥で無い限りは給油ランプが点灯したあとでも比較的に近い範囲でガソリンスタンドが点在するため、給油することが可能です。

 一方、高速道路の場合は、基本的に約50kmの間隔を目安に設置されているサービスエリアにガソリンスタンドがあるため、状況によってはガス欠となる可能性も予想出来ます。

 また、昨今ではガソリンスタンドが減少傾向にあり、高速道路の区間によっては、100km以上も走行しなければガソリンスタンドに辿り着けないこともあります。

 では、給油ランプが点灯した後、どれくらいの距離を走ることが出来るのでしょうか。

 給油ランプが点灯する仕組みとして、基本的に、燃料タンクのなかに入っているフロートの上下により、タンク内残量を計測するようになっており、フロートが一定の位置にくるとメーター上に給油ランプが点灯します。

 給油ランプが点灯するタイミングは、自動車メーカーや車種(仕様)によって異なりますが、ほとんどの場合、残量が4リッターから10リッター程度で点灯するといわれ、航続距離でいえば50kmから100km程度は走行できるようです。

 なお、トヨタ「ヤリス」の2WD仕様は約6リッター以下、4WD仕様は約6.3リッター以下)」、トヨタ「プリウス」は約6.4リッター以下、ホンダ「N-BOX」(2WD車)は約4リッター以下、レクサス「LX570」は約15リッターと、それぞれ点灯タイミングが異なります。

 航続距離に関して、ヤリス(ハイブリッド車・2WD)であれば、残量6リッターに対してカタログ燃費(WLTC)が36.0km/Lのため、約216kmは走れる計算です。

 一方のLX570では、残り15リッターであれば、カタログ燃費が6.6km/Lのため約99km走れる計算となります。

 給油のタイミングについて、都内のガソリンスタンドの店員は次のように話しています。

「給油ランプが点灯してからガソリンスタンドにお越しになられる人は一定数おります。

 もちろん、給油するタイミングを知らせるランプですので、点灯後に給油することは問題ありません。

 しかし、ガソリンスタンドに向かうまでに事故や渋滞などのトラブルも考えられるため、早めの給油をおすすめします」

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