「軽は定員4人ですが、5人乗れるって本当ですか?」 法律の例外が存在? でもオススメできない理由とは
4人乗りの軽自動車にそれ以上の人が乗れると言います。5人乗れる法律の例外規定が存在するようです。でも、その方法は避けたほうが良いかもしれません。
軽自動車に5人以上乗れるケースがある
クルマには、原則的に定員が決められています。
なかでも日常の足として使われる軽自動車ですが、最大でも4人乗りとなっています。
ただある条件を満たせば、5人乗れることも出来るようです。
クルマの定員は、スポーツカーであれば2人というケースがあります。
セダンなら5人、ミニバンだと6人以上10人以下というのが一般的です。
そして、現在販売されている軽自動車は4人が定員です。
もし、定員をオーバーすると、違反点数は1点、反則金は6000円というペナルティが課せられます。
しかし軽自動車の定員が4人というのは「少ない」と感じる場合もあるかもしれません。
少子化の現代とはいえ、両親と3人きょうだいの家族、3世代で同居している家族も存在するでしょう。
実際、アラフォー世代の筆者や筆者の配偶者は、どちらも3人兄弟で両親ともに健在ですから、実家の家族全員で軽自動車に乗ることはできません。
一方、近年は販売される新車のうち、4割近くを軽自動車が占めます。
燃費や税金の面から、軽自動車をメインに使う、軽自動車しかないという家庭もありそうです。
では、家族の人数が5人以上ならば、軽自動車ではなく普通車を選ぶべきなのでしょうか。
実は、例外があります。クルマの定員についての法的根拠である「道路運送車両の保安基準 第53条」には、次の記述がされています。
「乗車定員は、12歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、12歳以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする」
つまり、12歳未満の子ども3人は大人2人として換算されるということです。
全員が12歳未満の3人兄弟がいる家庭では、両親を入れても「4人」という扱いになり、頭数が5人でも軽自動車に家族全員が乗れます。
しかし、ここで実際にお子さんのいる人は、疑問が浮かびそうです。
「法律の抜け道見つけました」とばかりにやむを得ない理由を盾に、児童を危険にさらす行為を堂々と記事にして公開するサイト管理責任と、ライターのコンプライアンス意識に警鐘を鳴らす次第だ。だからマスゴミと称されるのだ。