8年ぶり刷新で登場! スバル新型「WRX」は新CVT採用でどう進化? 2.4Lターボ搭載で米で発表

スバルの北米法人は、新型「WRX」を世界初公開しました。8年ぶりのフルモデルチェンジで、WRXは新世代のSUBARU AWD パフォーマンスカーへと進化します。

2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載

 スバルの米国法人は、2021年9月10日に新型「WRX」の米国仕様車を世界初公開しました。米国では8年ぶりの全面刷新となる新型WRXは、どんなモデルなのでしょうか。

新たに2.4リッターターボを搭載するスバル新型「WRX」(米国仕様)
新たに2.4リッターターボを搭載するスバル新型「WRX」(米国仕様)

 WRXは、1992年に日本で発売された「インプレッサWRX」をルーツに持つモデルです。

 インプレッサWRXは「インプレッサ」をベースに世界ラリー選手権(以下、WRC)での勝利を目的に開発され、従来WRCに参戦していた「レガシィ」より小型軽量なボディに水平対向エンジン+フルタイム4WDを搭載して登場。

 スバルのWRCでの活躍を支え、同社のイメージアップに大きく貢献しました。

 その後、スバルは2008年をもってWRCのトップカテゴリーから撤退しましたが、インプレッサWRXはラインナップを継続。いまではインプレッサから独立した「WRX」となっています。

 日本市場においては、直近で2019年12月にWRXの最上級車種「WRX STI」が生産終了したほか、CVTを搭載した「WRX S4」も2021年1月に生産終了していて、次期モデルに注目が集まる状況でした。

 そんななか、米国で全面刷新を受けて登場した新型WRXは、2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。最高出力約274馬力・最大トルク約350Nmを発揮するほか、スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造の採用により、ボディの高剛性化も実現しているといいます。

 トランスミッションには、新制御ソフトウェアで変速レスポンスが向上したCVT「スバルパフォーマンストランスミッション」と、6速MTのいずれかが組み合わされます。

 CVT仕様車には、スバルの予防安全システム「新世代アイサイト」も搭載されるということです。

 米国では2022年に販売が開始される予定ですが、新型WRXが日本市場でも発売されるのか、今後の発表が注目されます。

 それではここでクイズです。

 前述のとおり、スバルのWRC活動がルーツとなっているWRXですが、1993年に日本メーカーとしてはじめてWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得したメーカー、そしてその参戦車種は次のうちどれでしょうか。

【1】日産「フェアレディ300ZX」

【2】三菱「スタリオンVR」

【3】トヨタ「セリカGT-FOUR」

【4】スバル「インプレッサWRX」

※ ※ ※

 正解は【3】のトヨタ「セリカGT-FOUR」です。

 トヨタは1993年に日本メーカーとして初めてWRCでマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、翌1994年も制して2連覇を達成しました。

 ちなみに、スバルは1995年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得。その後1996年、1997年も制したことでマニュファクチャラーズタイトル3連覇を達成しています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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