なぜ情報把握できる? 災害時に話題のトヨタ「通れた道マップ」 上手な活用法とは
未来のクルマの可能性を広げる!?「T-connect」とは?
前述のように災害後の避難だけでなく、普段の生活でも交通規制などの把握に役立てることのできる通れた道マップ。
多くの人にとって便利ともいえるツールですが、一体どのようにして通行実績を記録しているのでしょうか。
通行実績を記録するために重要となっているのが、同社のコネクティッドサービス「T-connect(ティーコネクト)」です。
ティーコネクトは、話しかけるだけでニュースや天気の情報を検索できる「エージェント」やカーナビ専用のアプリを提供する「Apps(アップス)」、リアルタイムの情報と過去の統計を駆使してルート案内をする「Tルート探索」など、車両や交通情報と紐付いてドライバーをアシストするあらゆる機能が利用できるサービスです。
通れた道マップは、ティーコネクトを搭載している車両の位置情報を統計データとして加工し、通行実績をマップ上に公開しているという仕組みです。
ティーコネクトは利用している運転者自身はもちろん、ほかの運転者に対しても幅広く意義のあるものとして活用されているといえるでしょう。
前出の広報担当者はティーコネクトの今後の活用方法について以下のように話します。
「トヨタでは、ティーコネクトをはじめとするクルマのコネクティッド化を進めております。
コネクティッドカーから得られるビックデータをもとに、より安心・安全なカーライフを過ごしていただける機能やサービスを考案し、もっと良いクルマづくりに役立てて参ります」
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トヨタの通れた道マップは同社のティーコネクトと連動したツールで、災害時だけでなく日常の交通状況確認にも幅広く活用することが可能です。
活用の際には、通れた道マップだけの情報で行動するのではなく、他機関の交通情報や現場の状況も見て柔軟に対応していくことも重要です。
通れた道マップはあくまでも進路の参考とし、救援活動や支援活動の妨げになることがないよう落ち着いて周りを見た行動を心がけるのが良いでしょう。
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