究極の「NSX」世界初公開! 改良モデル「GT3 Evo22」を米国で発表

2021年8月6日にHonda Performance Developmentは、アキュラ「NSX GT3」の改良型「NSX GT3 Evo22」を世界初公開しました。

これは速そう! 「NSX GT3 Evo22」とはどんなクルマ?

 Honda Performance Development(以下HPD)は、2022年から世界各地のサーキットで活躍するアキュラ「NSX GT3」の改良型「NSX GT3 Evo22」を2021年8月6日に発表しました。

究極のNSXともえる改良型「NSX GT3Evo22」が米国で発表された
究極のNSXともえる改良型「NSX GT3Evo22」が米国で発表された

 HPDは、1993年の設立以来、ホンダとアキュラのモータースポーツファンのために、アメリカンホンダ(米国法人)傘下で企画・製造・サポートをおこなってきました。

 インディカーシリーズなどでの最高峰のレースからアマチュアレースプログラムまで、さまざまなレースモデルのパワートレイン、シャシ、エレクトロニクス、パフォーマンスパーツの設計・開発、および技術・レースサポートを専門としています。

 これまでのNSX GT3は、2017年に北米で導入されてからのフルシーズンでIMSA GTDおよびSRO GTの大会で25のクラス優勝を記録し、IMSA GTDおよびSRO GTのマニュファクチャラーズチャンピオンに輝いています。

 今回発表されたEvo22は、数々のチャンピオンを獲得してきたNSX GT3の最新の進化形です。

 チームやドライバーのニーズに応えるために多くの重要な改良が施されており、より幅広いコンディションやドライバーに対応して、より安定したパフォーマンスを発揮します。

 Evo22では、空調システムやヘッドライトにも新たなバリエーションが用意されています。

 また、幅広い環境下で安定したエンジン性能を発揮するためのエンジンインタークーラーのアップグレード、スプリングレートの見直しやサスペンションジオメトリーの調整、耐久レースに対応するためのフルードタンクのサイズアップ、タイヤ交換を迅速におこなうためのホイールシステムの見直し、FIAが定めたレインライトの新設などを実施。

 現行のNSX GT3 Evoと同様に、シャシはオハイオ州マリスビルにあるパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターで製作。

 最終的な組み立ては、イタリア・ミラノのJAS Motorsportがおこない、ヨーロッパでの部品供給や技術サポートも継続しておこないます。

 HPDのコマーシャル・モータースポーツ・マネージャーであるジョン・ホワイトマン氏は、次のように述べています。

「すでに大きな成功を収めているアキュラNSX GT3の最新の開発成果を発表できることを非常に嬉しく思います。

 NSXは、世界でもっとも権威のあるGT3シリーズでレースやタイトルを獲得していますが、私たちは常に製品を改良し、アキュラモータースポーツチームに最高の装備とサポートを提供することを信じています」

※ ※ ※

 市販モデルとなるNSXは、2021年8月4日に現行となる2代目NSXの生産終了が明かされており、同月14日に米国で開催されるモントレーカーウィークで最終モデルとなる「NSX Type S」が世界初公開されます。

 NSXの生産自体は2022年12月を持って終了するといいますが、前述のEvo22に関しては2024年までのホモロゲーションを取得しており、引き続き新規受注が可能です。

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