うっかり違反しちゃいそう!? 覚えておきたい高速道路の交通ルール5選
高速道路の追い越し車線にもさまざまなルールがある
●左車線から追い越し
高速道路の一番右側の車線は、ほかのクルマを追い越す時のみ使用する車線です。
この追い越し車線を、追い越しが終わった後もずっと走り続ける行為は、車両通行帯違反となり交通違反の取り締まりの対象となります。

道路交通法第20条では、「高速道路では一番右側以外の左側の車線を走行する」また、「追い越しをする際は、一番右側の車線を走行する」と定められています。
ほかのクルマの追い越しが終わったら、右側の追い越し車線を走り続けずに、速やかに左側の走行車線に戻る必要があります。
追い越し車線を走り続ける行為は道路交通法20条に違反しており、仮に違反した場合は、違反点数は1点、反則金は普通車の場合6000円が科されます。
また、右側の追い越し車線をずっと走り続けるクルマを、左側の車線から追い越すケースもあります。
道路交通法第20条では、他のクルマを追い越す場合は、追い越すクルマの右側を通行しなければならないと定められています。
そのため、左車線からの追い越しも道路交通法20条に違反する行為となり、仮に違反したなら、違反点数は2点、反則金は普通車の場合9000円が科されます。
●後続のクルマに追いつかれたのに道を譲らない
前述にある通り、追い越し車線を走り続けることや、左車線から追い越しをすることは、道路交通法違反となります。
しかし、追い越す場合だけでなく、追い越される場合にも交通ルールがあります。
道路交通法第27条では、「後続車に追いつかれた場合は、左に寄せて道を譲る」また、「追い越されている間は加速しない」ということが定められています。
そのため、後続車に追いつかれたクルマが道を譲らないと、道路交通法27条違反に該当します。
違反した場合は、違反点数は1点、反則金は普通車の場合6000円が科されます。
スピードの速い後続のクルマに追いつかれた場合は、速度を上げて追い越しを妨害してはいけません。速やかに左側の車線に移って進路を譲りましょう。
※ ※ ※
高速道路では一般道よりもクルマのスピードが速いため、よりいっそう交通ルールの遵守が求められます。
交通違反の取り締まりを避けるというだけでなく、安全にカーライフを送るためにも交通ルールに注意しましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


















