うっかり違反しちゃいそう!? 覚えておきたい高速道路の交通ルール5選

夏休みなどの長期休暇になると、高速道路を運転する機会が多くなります。しかし何気なくおこなっている高速道路の運転が、じつは道路交通法に違反しているかもしれません。うっかり違反してしまいそうな高速道路での交通ルールとはどのようなものでしょうか。

うっかり違反してしまいそうな高速道路のルールとは?

 高速道路は一般道よりもクルマの走行速度が速いため、ドライバーのちょっとした不注意が事故につながるリスクが高くなります。

 また、一般道とは異なるルールも存在しており、ルール違反となることも多々あります。

 うっかり違反してしまいそうな高速道路での交通ルールには、どのようなものがあるのでしょうか。

一般道とは異なる高速道路の違反行為とは?
一般道とは異なる高速道路の違反行為とは?

●最低速度違反

 高速道路でついスピードを出しすぎてしまい最高速度違反で取り締まられることがありますが、高速道路では「最高速度」だけでなく、「最低速度」も定められている点に注意が必要です。

 道路交通法75条の4では、「自動車は、法令の規定によりその速度を減ずる場合及び危険を防止するためやむを得ない場合を除き、高速自動車国道の本線車道においては、道路標識等により自動車の最低速度が指定されている区間にあってはその最低速度に、その他の区間にあつては政令で定める最低速度に達しない速度で進行してはならない」と定められており、高速道路では最低速度以上で走行するように定められています。

 さらに、道路交通法施行令第27条の3では、「第75条の4の政令で定める最低速度は、50キロメートル毎時とする」と定められています。

 渋滞時や危険を防止するためにやむを得ない場合を除いて、50km/h未満で走行すると道路交通法違反に当たります。

 仮に違反した場合は、違反点数は1点、反則金は普通車の場合6000円が科されます。

●ガス欠

 一般道であれば、すぐにガソリンスタンドに行くことができますが、高速道路では限られたサービスエリアやパーキングエリアにしかガソリンスタンドがありません。

 そのためガス欠の発生する件数が多く、JAFによると、2020年8月8日から16日までのお盆期間に198件も出動があったといいます。燃料切れは、この時期の高速道路で救助要請が多かったロードサービスの第2位となっています。

 高速道路で停止するのは大変危険なため、一般道以上にガソリンの残量に注意を払う必要があります。

 道路交通法第75条の10では、「高速道路でガソリン、冷却水、エンジンオイルの不足により自動車が運転できなくなることを防止する」ことが求められています。

 仮に高速道路でガス欠になった場合、違反点数は2点、反則金は普通車の場合9000円が科されます。

●トンネル内無灯火

 夜間の走行時はヘッドライトを点灯することが道路交通法第52条で定められています。

 道路交通法施行令第19条では、「第52上の政令で定める場合は、トンネルの中や濃霧がかかっている場所などでは、高速道路では200m、その他の道路では50m以下であるような暗い場所を通行する場合灯火する必要がある」といった規定があります。

 そのため、トンネル内においてもヘッドライトを点灯する必要がありますが、高速道路では速い速度で走っていることから、トンネル進入時にライトをつけ忘れてしまうという場合もあるかもしれません。

 トンネル内を無灯火で走行していると周囲のクルマから気づかれにくく、後続車から追突されたり、隣の車線を走るクルマが突然車線変更してきたりといった可能性が高くなり危険です。

 仮に、高速道路や一般道のトンネル内を無灯火で走行した場合は、道路交通法施行令52条に違反する可能性があります。

 違反した場合は、違反点数は1点、反則金は普通車の場合6000円が科されます。

 ライトを付けてトンネル内を通過する際は、ライトはスモールライトではなく、ヘッドライトを点灯します。

 オートライトの機能がついているクルマは忘れずにオンにして、事故防止に努めましょう。

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コメント

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8件のコメント

  1. また「道路交通法第27条」の勘違い記事が出てますね。
    ちゃんと条文を読んで記事を書いて下さい。
    もしわかっていて意図的に書いているなら悪質です。

    「最高速度」とは現在の走行速度のことではありません。その乗り物に許可された最高速度の事なので、原付より自動車などのほうが最高速度が高いことになります。車同士の場合は「そのままの速度で走行したい場合」なので、追い付かれたから制限速度範囲内で加速して走り続けるという分には問題ありません。

    そして、適用される場面は「車両通行帯」のない場合です。
    複数車線のある高速道路の話ではありません。

  2. 追い越しと追い抜きの違いをきちんと説明してないので、勘違いされそうです。左車線からでも追い抜きはいいはずです。

  3. 5つと書いてあるのに、最低速度、ガス欠、トンネル内無灯火の3つしかないぞ?
    広告ばかりが邪魔して記事が読めない。

  4. 追い越し車線をズーッと走っているのも道交法違反になるのに何故記載しない?家族や友人同士等で会話が弾んで追い越し車線をマイペースで走って、こいつら起点で後続車両が詰まってる場合多数あり

  5. 原チャリって高速走れんだw

  6. ルールについて語る癖に誤りや足りない情報が多く誤解を生みかねない記事です。

    一つ目「最低速度違反」の箇所
    →高速道路と高速自動車国道を曖昧に書かないでほしい。法定最低速度は高速自動車国道にしかない。
    また対面通行区間だと高速自動車国道だとしても最低速度がないという条文もある。抜かさないでほしい。

    四つ目「後続のクルマに追いつかれたのに道を譲らない」の箇所
    →追いつかれたときに譲る義務は,車両通行帯がある(≒片側二車線以上ある)時には無い,という部分を抜かさないでほしい。そもそも追い越しが終わったら戻らないといけないのに,後ろに他車が来るまで右にいて良いと誤解されかねない。

    頼むから法令を題材にするなら細かく正確にお願いします。交通ルールの勘違いってよく広まりがちですけど,こういうサイトが原因ではないでしょうか。
    全力で叩かせてください。

  7. 結局のところ
    この方の記事は知ったかぶりの思い付きで安直に書いた内容で
    情報の精査も甘く、信憑性もいい加減で悪すぎます
    語るに落ちるね、素人同然の知ったかぶりだよ。

  8. 左追い越しは、20条ではなく28条違反を

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