BMW新型「2シリーズ」買いのグレードは? E36型「318is」の再来なるか!?
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で、BMWの新型「2シリーズ」が公開された。BMWに期待されるファン トゥ ドライブを楽しめる1台なのか、ローンチグレードそれぞれを解説する。
保守派に支持されそうな「2シリーズ」誕生
2021年7月7日、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、BMW新型「2シリーズ クーペ」の概要が発表された。
2022年初頭の市場投入が予定されているG42型となる新型2シリーズは、2014年に登場した現行型2シリーズ クーペの後継機種だ。まずは現在知りうる情報を整理し、新型2シリーズが買いか否かを考察してみよう。
●格上4シリーズ用をベースにしたシャシを採用
ボディサイズは全長4537mm×全幅1838mm×全高1390mm、ホイールベース2741mmとなり、現行型から長さは105mm、全幅が64mm増加。ホイールベースも51mm長くなっているが、全高は28mm低くなる。
全幅の拡大は、トレッド幅の拡大にもつながっていて、フロントトレッドは54mm、リアトレッドは31mm広くなっている。このシャシは、4シリーズ用をベースに開発されたものだ。
ローンチグレードとして発表されているのは、「220iクーペ」、「220dクーペ」、「M240i xDriveクーペ」の3タイプである。
●3グレードの基本スペックは?
エントリーモデルとなる220iクーペには、最高出力184ps/5000-6500rpm、最大トルク300Nm/1350-4000rpmを発生する、4気筒ターボガソリンエンジン(1998cc)が搭載されている。トランスミッションは8速ATで後輪駆動、0-100km/h加速は7.5秒、最高速度は236km/hとのこと。燃費性能はWLTPサイクルで14.7-15.9km/Lだ。
220dクーペには、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー(8kW/11hp)を組み合わせた、最高出力190ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750-2500rpmを発生する4気筒ディーゼルターボエンジン(1995cc)を搭載。トランスミッションはこちらも8速ATで後輪駆動、0-100km/h加速は6.9秒、最高速度は237km/h。燃費性能はWLTPサイクルで19.6-21.3km/Lとなっている。
現時点でのトップモデルとなるM240i xDriveクーペは、最高出力374ps/5500-6500rpm、最大トルク500Nm/1900-5000rpmを発生する、直列6気筒ターボガソリンエンジン(2998cc)を搭載。4輪駆動のxDriveに8速ATの組み合わせで、0-100km/h加速は4.3秒、最高速度は250km/h。燃費性能はWLTPサイクルで11.4-12.4km/Lとのことだ。
なお、M240i xDriveクーペのボディサイズは、全長4548mm×全幅1838mm×全高1404mmと、220iや220dよりも若干大きめ。これはエアロパーツの装備によるものだろう。前後トレッドも220iや220dよりも広くなっているが、これはタイヤサイズの違いによるものと思われる。
●従来デザインのキドニーグリル採用
ホイールは標準モデルが17インチ、Mスポーツ仕様車が18インチ、M240i xDriveクーペは19インチが装備されている。
エクステリアデザインは、LEDを採用したライト類のデザインがシャープになり、キドニーグリルは賛否両論のある4シリーズのような大型のものではなく、すっきりとした小型のものとなっている。
インテリアはメーターに液晶パネルを採用しているほか、最新のインフォテインメントシステムも採用。オプションとして、ハーマンカードンのオーディオシステムや、リアシートの温度も個別設定できる、3ゾーンオートエアコンなども用意されている。ラゲッジスペースは先代から容量を拡大。リアシートは40:20:40の分割可倒式だ。
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