開催まであと3日 東京2020オリパラで大渋滞!? 都内へのクルマ乗入れは可能?
首都高は時間により現金/ETCともに1000円の値上げも
一方、公道で開催される競技については、その開催に合わせて広範な交通規制がおこなわれます。
その代表格が、男女の自転車ロードレースです。コースは東京・府中市の武蔵野の森公園をスタートし、神奈川県・相模原市から国道413号(道志みち)を経由して山梨県に入り、山中湖を周回したのち、静岡県・小山町の富士スピードウェイがゴールとなります。
男子の競技は7月24日、女子は7月25日ですが、スタートから国道413号までは市街地を走るため、府中市内でコースと交差する国道20号(甲州街道)など幹線道路にも規制が入ります。時間帯によっては大きな渋滞があるかもしれません。
そしてオリンピックのマラソン、競歩の競技は北海道札幌市での開催となりましたが、パラリンピックのマラソンは9月5日、オリンピックスタジアムをスタート/ゴールとし、都心を巡るコースでの開催となります。交通規制は早朝よりはじまり、都心部は11時前後まで、選手の通過に合わせる形で通行止めが続きます。
そのほか、7月23日から8月2日はトライアスロン開催により、早朝から午前中にかけて、お台場周辺やレインボーブリッジで規制がおこなわれます。
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なお、こうした通行規制のほか、オリンピック・パラリンピック開催期間中は、さまざまな交通量抑制策も予定されています。
そのうちもっとも市民生活に大きな影響を与えそうなのが、首都高の値上げ(料金上乗せ)です。
首都高は7月19日から8月9日、および8月24日から9月5日に、おもに自家用の二輪、軽乗用車、普通乗用車について、6時から22時までの時間帯で、ETC車(都内区間)、現金車(全線)とも1000円の値上げとなります。
逆に0時から4時は全線5割引となりますが、これはETC車のみが適用範囲です。値上げの時間帯は、少なくない台数のクルマが首都高利用をやめ、一般道を選択するのではないでしょうか。
さらに値上げとは別に、首都高は交通状況に応じて入口の閉鎖、本線料金所やJCTでの通行制限をおこなうことも発表しています。つまりオリンピック・パラリンピック期間中は、首都高でも一般道でも、ふだん以上の渋滞に遭遇する可能性がありそうです。
やはり期間中は東京都心部へのクルマの乗り入れを極力控え、やむを得ずクルマを利用するときはスマホなどでリアルタイムの交通情報をチェックすべきでしょう。
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