開催まであと3日 東京2020オリパラで大渋滞!? 都内へのクルマ乗入れは可能?

東京2020オリンピック・パラリンピックが、2021年7月23日から始まります。開催期間はオリンピックが8月8日まで、パラリンピックが8月24日から9月5日までとなっていますが、その間、東京都内では大規模な交通規制がおこなわれます。どんな場所で交通規制がおこなわれるのでしょうか。

東京都心は連日大規模な交通規制がおこなわれる

 東京2020オリンピック・パラリンピックが、2021年7月23日(金)に開幕します。

 開催期間は東京オリンピックが8月8日(日)まで、東京パラリンピックが8月24日(火)から9月5日(日)までとなっています。

オリンピックスタジアム(新国立競技場)。東京2020オリンピック・パラリンピックは7月23日に開催する
オリンピックスタジアム(新国立競技場)。東京2020オリンピック・パラリンピックは7月23日に開催する

 対象となる期間は、東京オリンピックが開催される2021年7月19日(月)から8月9日(月)、東京パラリンピックが開催される8月24日(火)から9月5日(日)です。

 これについてユーザーはどう思っているのか、くるまのニュースではアンケートを実施しました。

「東京五輪(東京オリンピック・パラリンピック)の期間中、首都高速の都内区間を6時から22時に利用する場合、通常料金に1000円上乗せされることは知っていますか?」という質問に対して、「知っている」と回答した人が87.5%、「知らない」と回答した人が12.5%になりました。

 首都高の通常料金は、普通車の場合、ETC搭載車は距離に応じて280円から1320円、ETC非搭載車の場合は一律1320円となり、この利用料金に1000円が加算されるということで、関心を持っている人が多いようです。

 次に「1000円上乗せとなる車種に、ETCを搭載した中型車・大型車・特大車や事業用車両などが含まれないことは知っていますか?」という質問では、「知っている」と回答した人が53.1%、「知らない」と回答した人が46.9%となりました。

 同じく「東京五輪の期間中、夜間0時から4時に利用する全車が通常料金から5割引き(夜間割引)になることは知っていますか?」という質問についても、「知っている」と回答した人が53.1%、「知らない」と回答した人が46.9%と、対象外となる車種と同様の結果となっています。

 料金が上乗せされることについての認知度は高かったものの、上乗せ対象外の車種があることや、夜間割引が実施されることを知っている人は半数程度であることが分かりました。

 ちなみに、1000円が上乗せされる6時から22時および、5割引きの夜間料金が適用される0時から4時以外の、22時から0時/4時から6時は通常料金となります。

 また「東京オリンピック期間中に首都高速を利用しようと思いますか?」という質問では、「クルマではなく電車などの公共交通機関を利用する」と回答した人がもっとも多く28.1%、「1000円上乗せとなっても6時から22時に首都高速を利用する」と「5割引きになる夜間に首都高速を利用する」と回答した人が同率で18.8%、「首都高速は利用せず一般道を利用する」と回答した人が15.6%となりました。

 なかには、「元々高速道路を滅多に使わない」や「東京には行かない」という人や「なるべく外出を控えるが、外出を余儀なくされる場合は普段と区別しない」「利用はするが積極的な利用は控える」という回答もありました。

 今回首都高で実施される、利用時間によって料金を変更することを「ロードプライシング」と呼びますが、これについては賛否が分かれる結果となっています。

 賛成という意見としては、「日本における新しい交通管理の手法として注目されるべき」「歩行者飛び出しなどのない快適さや安全性、時間短縮を買うという意味では、積極的におこなっていいと思います」というコメントがありました。

 一方反対という人では、「仕事で避けられないので迷惑です」「国民側への金銭的な負担が発生することに対しては賛成しがたい。また、上乗せされる金額も幅が大きいと感じる」「オリンピックだからといって料金を変える事自体がおかしい」など、利用せざるを得ない人にとっては金銭的な負担が懸念されます。

 また、「オリンピック時の円滑な輸送のためには致し方ないものと思う」「コロナ禍とはいえ、もう交通量は通常であり渋滞も発生しているので、オリパラの関係者輸送を円滑に行うためには必要なことだと思う」など、一時的なことなのでロードプライシングは必要という意見も見受けられました。

 これらとは別の意見として、「安い時間に渋滞や事故が起こりそうで心配」や「一般道を含め交通の混乱を招くと思う」という声も上がっています。

※ ※ ※

 料金上乗せの対象車で仕事などで首都高を利用せざるを得ない人にとって、1000円は少々厳しい金額だといえます。

 首都高1000円上乗せを避けるために一般道の渋滞も懸念されますが、東京オリンピック期間中やその前におこなわれる聖火リレーの際に都内の一般道でも大きな規制がおこなわれるため、そもそもクルマでの移動が難しくなることが予想されます。

 都内に出かける予定がある場合、公共交通機関を利用するのが良いのかもしれません。

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