ついにトヨタ新型「アクア」今夏発表か 10年ぶり全面刷新で競合と差別化どう出す?

新型アクアは実燃費を向上させた? 気になる進化は?

 かつては、唯一無二のハイブリッド専用車として独自のポジションを築いていたアクアですが、現在ではさまざまな競合車が存在します。

 そのなかでも、新型アクアとヤリス(ハイブリッド車)との違いに多くのユーザーの注目が集まることが予想されます。

 現行アクアの弱点として、ハイブリッドシステムを搭載することによる室内空間の狭さが挙げられますが、新型アクアでは「ボディサイズが大きくなったことで、現行型より広くなっているようです」と前出の販売店スタッフは話します。

現行アクアでは後席の居住性に対する不満の声もあった
現行アクアでは後席の居住性に対する不満の声もあった

 また、新型アクアの走行面に関して、別のトヨタ販売店スタッフは次のように話しています。

「新型アクアは、ハイブリッドシステムに新開発のバッテリーを搭載する予定だと聞いています。

 これにより、EV走行での可能速度域が、現行アクアの約20km/hから約50km/hへ拡大するようで、ヤリス(ハイブリッド車)の約30km/hを上回る数字となるのが大きな差別ポイントです。

 これは、『EVだけで走る距離が伸びる』と勘違いされている人がいますが、そうではありません。

 EV走行の可能速度域が向上することで、高速域での走行でもガソリンを使わずEV走行のみとなるため、燃料を使う頻度が少なくなります。

 また、新型アクアでは『強回生システム』を採用するといわれています。これは、アクセルペダルを戻すことで減速コントロールが可能になるというものです」

※ ※ ※

 2021年6月中頃時点では、新型アクアの内外装や性能などの情報はほとんど出ていません。

 しかし、トヨタの国内ラインナップにおいて競合となるモデルが増えているにも関わらず、あえて新型アクアを投入するということはそれ相応に進化していることは間違いなさそうです。

 いずれにせよ、現行アクアが登場した当時と比べて、ユーザーのニーズも多様化しており、ライバル車も増えたなかで燃費性能以外の魅力をどれだけ訴求できるかが、新型アクア成功のカギといえそうです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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