販売店通いは過去のものに!? 車の「オンライン商談」スバルで本格化 買い方どう変わる?

コロナ禍でインターネット通販の利用が増えていますが、その波は国内のクルマ業界にも。スバルは2021年5月からオンライン商談を始めましたが、検討はコロナ禍前から始まっていたといいます。どのような経緯で実現にこぎつけたのでしょうか。

自動車購入もグローバルで新たなる動きが加速

 コロナ禍でオンラインショッピングやテレワークに注目が集まる中、クルマ購入についてもオンライン販売がさらに加速しそうです。

 例えばアメリカでは、三菱自動車が2021年3月、24時間営業のバーチャルショールーム「クリックショップ」を開設すると発表しています。ユーザーが自宅のパソコンやスマートフォンで新車の購入プロセス全てを行えるシステムです。

 これとほぼ同時期に、ボルボは2030年にグローバルで発売する新車を100%EV化すると発表し、それに伴い新車のオンライン販売システムへの投資を積極的に行うことを明らかにしています。日本市場では、新型EV「C40」を2021年中に完全オンライン体制で発売する予定です。

スバル新型「BRZ」。
スバル新型「BRZ」。

 こうした中、日本国内でも日系メーカーでオンライン販売につながる大きな動きが出てきました。

 スバルは2021年5月10日、「おうちで商談 なんでも相談 オンライン商談」の全国展開に踏み切ったのです。ユーザーがパソコンやスマホを通じて、スバルの販売担当者と直接商談ができます。

 手続き方法は、まずオンライン商談の専用サイトから、検討中の車種、購入予定時期、購入予算と、住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどの基本情報、そして商談希望日を入力して申し込みます。

 その後、確認メールとコールセンターからの確認電話が来てから、オンライン会議システムZoomの招待URLがユーザーにメールで送られてくる仕組みです。

 スバルがオンライン商談でこだわったのは販売現場のリアリティです。車内の細部や各種機能などについて実車の映像を見ながら商談が可能です。商談は新車のみならず、スバルの認定中古車サイト「SUGDAS」での掲載車両も対象となるのが大きな特長といえます。

 その上で、優遇金利キャンペーンや支払いシミュレーション、そして下取りなどもオンライン上で完結できますが、最終的な売買契約は基本的に実店舗で行われます。

 オンライン商談の実施時間は、午前10時から午後5時までとしています。

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