1億円オーバー88台限定のアストンマーティン「V12スピードスター」に「DBR1」仕様が追加!
アストンマーティンの88台限定、1億円オーバーのリミテッドエディション「V12スピードスター」に、さらに「DBR1」に敬意を表した特別仕様モデルが追加された。
88台限定モデルの「V12スピードスター」に「DBR1」仕様が追加
2020年3月にグローバルデビューしたアストンマーティン「V12スピードスター」のカスタム仕様の詳細が明らかになった。
V12スピードスターは88台の限定モデルで、車両価格は76万5000ポンド(邦貨換算1億1600万円)からというコレクターズアイテム間違いなしの1台である。このオープンコックピット・スポーツカーに、アストンマーティンのレースヒストリーのなかでもっとも重要な「DBR1」に敬意を表した特別仕様車「V12スピードスターDBR1」がラインナップした。
ボディカラーはアストンマーティン・レーシング・グリーンとなり、クラブスポーツ・ホワイトによるピンストライプとロンデルが配され、クラブスポーツ・リップスティック・グラフィックを備えたサテン・シルバーのアルマイトグリルを装着している。
コックピットには、コンカー・サドルレザー、ビリジアン・グリーンのテクニカル・テキスタイル/ケイスネス・レザーを採用。
ヘッドレスト背後のリアバンプの透明なリア「ウインドウ」内には、アストンマーティン・レーシング・グリーンに塗装されたドライバー&パッセンジャー用のユニークなヘルメットが納められている。
また、オープンキャビンには厳選されたグロス・カーボンファイバー、ケイスネス・グリーンのレザー、サテン・シルバーの艶消しアルミニウム・スイッチギアが採用され、アストンマーティンが築き上げてきた偉大なモータースポーツの歴史へのオマージュで溢れた仕様となっている。
この特別仕様のもうひとつのハイライトは、サテンブラック・ダイヤモンド旋削仕上げによる21インチ・センターロック・ホイールだ。V12スピードスターは、ペイント・プロセスだけでも、最先端の塗装施設で50時間以上費やされている。
アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、特別仕様が施されたV12スピードスターを製作した理由について、次のようにコメントしている。
「このクルマの主要なテーマは、エモーショナル、そしてエクスクルーシブです。極めて希少で特別なこのアストンマーティンは、そのエレガントで芸術的なフォルムとは裏腹に、極めて刺激的なドライブ体験をもたらします。
DBR1の栄光を反映したビスポーク仕様を製作することは、アストンマーティンにしかできない大きな特権であり、私たちがこのクルマのデザインに注ぎ込んだものと同じ情熱を持って、このクルマが運転されることを今から楽しみにしています」
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V12スピードスターの心臓部には、アストンマーティンを象徴する5.2リッターV12ツインターボ・エンジンの高性能バージョンが搭載されている。
最高出力約700ps、最大トルク約753Nmを発揮するエンジンは、車両後部に搭載されたZF製8速オートマチック・トランスミッションと組み合わされ、0?100km/h加速は3.4秒、最高速度は198mph(約318km/h)で、フロントウインドウやルーフを持たないクルマとしては驚異的な数値となる。
DBR1カスタム仕様のV12スピードスターは、現在注文を受け付けており、納車は、2021年半ばから開始される予定だ。もちろん88台すべてが、アストンマーティン本社のゲイドンでハンドビルドされる。
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