新型「オービス」配備!? レーダー探知機でも100%探知難しい? 史上最強オービスとは

半固定式移動オービスの本体は史上最強の「LSM310」なのか?

 スマートフォンアプリ「オービスガイド」を運営するパソヤの大須賀克巳代表に、阪神高速の半固定式移動オービスのベースに装備された移動式オービスの機種について伺いました。

「LSM-310とほぼ同じ機器だと思いますが、取っ手が前後でなく、本体の上部に付いていますね。

 見た目はそのような微妙な違いですが、これはベースにセットする際にやりやすいよう取っ手の位置を変えているのだと思われます。

 LSM-310は探知機の反応が不安定な機器です。レーザー&レーダー探知機で探知できるのですが、同じ探知機でも探知できたり、できなかったり、車線によっても反応が変わるなど、かなり微妙なのです。

 私も以前、ユピテルLS300(レーダー&レーザー探知機の最初のモデル。最新は第三世代)で試したときにはかなり近くまで行って弱々しく反応するだけでした。

 上位機種のLS700で試した人のなかには、50m-60m手前で反応したケースもあったようです。

 ですが、2021年4月以降、ユピテルやコムテックからLSM-310に反応する探知機が新たに発売されています。

 ユピテルではLS320やLS710 といった機種になります。私が持っている製品よりも感度が240%もアップしているそうなので、LSM-310の探知も離れた場所から確実に探知して警報を出すことが可能かもしれません。実際、かなり前から探知できている動画も配信されています」

※ ※ ※

 また、LSM-310は同じ波長でもオービス機器側の設定でレーザーの照射範囲を狭くしたり、照射距離を短く調整したりすることが可能ともいわれています。そうなると、最新の探知機であっても直前での探知となる可能性もあります。

 半固定式移動オービスや、LSM-310の存在を知らない人がまだ多いと思いますが、もっとも確実なことは法定速度をまもって走行することです。

半固定式移動オービス付近には固定式の設置を示す看板がある(撮影:加藤久美子)
半固定式移動オービス付近には固定式の設置を示す看板がある(撮影:加藤久美子)

 とくに、阪神高速はあちこちにさまざまな種類のオービスがあり、また、それに対する警告看板も多数あるほか、時間帯や車種によって最高速度が変わる区間もあります。

 しかし、大原則としてはオービスの存在関係なく、法定速度を遵守して、キープレフトで安全運転を心がけましょう。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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