オープンカーで傘をさしたら違反? 時速150km超で壊れない傘が存在も
オープンカーに乗っている際に傘を差すことは違反となるのでしょうか。
オープンカーに乗っている際に傘は差せるのか?
開放感を味わえるオープンカーですが、雨の日に走行する場合、傘を差しながらの走行は違反になるのでしょうか。
オープンカーを乗っているときに困ることは急な雨です。
急に雲行きが怪しくなり、強い雨が降るゲリラ豪雨などでは、開けている屋根を閉じる作業をしている間に車内、運転手、同乗者がズブ濡れになってしまうこともあるでしょう。
屋根を開けてクルマを走らせている際、突然雨が降ってきたら、応急処置として傘を差して良いのでしょうか。
クルマを運転する際の「安全運転の義務」について、道路交通法第70条は「車両等の運転者は、ハンドル、ブレーキなど確実に操作し状況に応じ運転しなければならない」と定めています。
警察の関係者は以下のように話します。
「運転者が傘を差しながら運転するのは、道路交通法違反になります。そのため、雨が降ってきたら、安全な場所へクルマを停めて、屋根を閉めてください」
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では、助手席の人が傘を差すのは問題ないでしょうか。
道路交通法71条の4では、運転者の遵守事項として「積載物の転落を防ぐ措置を講ずること」とあるため、助手席を含む同乗者が走行中に傘を開く行為はこれにあたると解釈できます。
警視庁交通課の担当者の話にもあるように、オープンカーの屋根を開けて運転している最中に雨が降ってきた場合には、安全な場所へクルマを停め、屋根を閉めるようにしましょう。
壊れない傘のほうが危ない気もするけど?
蛇足なんですが 荷台に人が乗っても違反に問われない場合があります。荷物の盗難防止、荷崩れ防止などの為に必要最小限の人を荷台に乗せることが道路交通法で認められています。(「積載物」があれば人を荷台に乗せてもOKです。)
出発地点を管轄する警察署長の許可があっての特例ですので、平時で荷台の乗車は認められていません。