HVの先駆者「プリウス」次期型はある? 全固体電池に期待が掛かる次期型の未来とは
次期型プリウスは全固体電池で再び覇権を狙う?
2021年3月現在、次期型プリウスに関しての公式アナウンスはありません。
しかし、トヨタをはじめテスラや中国EVメーカーなどは、従来バッテリーの進化版ともいえる全固体電池の開発に注力しています。
そのため、次期型プリウスは全固体電池を搭載して発売されるのではないかともいわれています。
現在のハイブリッド車はリチウムイオン電池を採用していますが、ハイブリッド車ならび電気自動車、燃料電池車で課題となるのがEV航続距離を伸ばすことです。
しかし、それにはバッテリーの容量を増やすために大型化する必要があり、積載スペースの制約により限界があります。
そのため、全固体電池の量産化が今後の自動車市場で覇権を握る鍵ともいわれています。
これまでのリチウムイオン電池は、内部に電流を発生させるための電解質という液体が入っていました。
全固体電池では、その名のとおり固体化することで、EV航続距離の大幅向上やもうひとつの課題とされる1回の充電時間の改善を実現することが可能です。また、液漏れしないことで安全性の向上が期待されています。
そうしたなか、トヨタは全固体電池を搭載する小型EV「コムス」の開発を進めており、2020年代前半の製品化を目指す予定です。
これらの背景もあり、次期型プリウスが登場する場合には、次世代ハイブリッド車としてさらに進化したハイブリッドシステムの採用や全固体電池を搭載して、再び「エコカー=プリウス」というブランドを再建するのが理想的な道筋だといえます。
初代の登場から四半世紀たったタイミングで、再びハイブリッド車のパイオニアとして、5代目の新型プリウスが登場し、ハイブリッド旋風を起こしてくれることを期待せずにはいられません。
記事通り全固体電池が完成し、量産化(これがトヨタは石橋叩きで難しい)できたとして、その時点でHV車に意味があるのか。狭い車台にエンジンと駆動系ワンセット+EVワンセットの愚挙が分からないトヨタではあるまい。
狭い足下はアクセルペダル配置もままならず、BEVに乗ってみたら、足下の広さに、プリウスの狭苦しさは燃費とのトレードオフで、燃費(しかも元が取れない)と航続距離しか無い車だと気づくはず。
もう役目は終わった。 現役時代に高級社用車を乗り回し、退任後大衆車にメンツ上乗れない者が選択するクラスレス車としては上出来だが、それだけのこと。
それならBEVで十分だ。