車の屋根が収納スペースに変身! 便利な「ルーフボックス」には意外な落とし穴も!?

クルマのルーフに載せる「ルーフボックス」や「ルーフキャリア」は、手軽に後付けできる+αのラゲッジスペースとして利用している人も多いです。実際にルーフボックスやキャリアを搭載しているユーザーにメリットとデメリットを聞いてみました。

アウトドアブームで「ルーフボックス」積載車が増加

「密」にならないレジャーとして、釣りやキャンプなどアウトドアな趣味が再び人気になっています。

 しかし、アウトドアの趣味はかさばる道具が多く、ラゲッジスペースだけではすべての荷物が載せられないこともあります。

クルマの屋根に荷物を積載できるルーフボックス
クルマの屋根に荷物を積載できるルーフボックス

 そこで、ラゲッジスペースを手軽に増設できる手段として、ルーフに取り付けるキャリアやルーフボックスを搭載するユーザーが増加。

 キャリアやルーフボックスなどは、どのように設置したらよいのでしょうか。

 たいていのクルマにはルーフ部分に「ルーフモール」と呼ばれる黒いバンド状のパーツが装着されており、これはルーフ部分とサイドボディ部分を溶接でつないだ跡を隠したり、デザイン上のアクセントとしての役割を果たしています。

 この部分にキャリアの土台部分となる「フット(ステー)」をあてがい、フック状になっているキャリアフックをボディに引っ掛けることで土台部分を設置、荷物やアタッチメントを載せる棒状の「スクエアバー」を組み合わせることでキャリアが完成します。

 また、車種によってはキャリア用の取り付けポイントがあるものとないものが存在しているたり、キャリアを取り付けることを前提とし、SUVやステーションワゴンにはルーフレールが標準装備されていることもあります。

 ちなみに「ルーフキャリア」とは、ルーフボックスやルーフラック(平板状の荷台)などアタッチメントを加えた全体を指す言葉で、我々がイメージするキャリアは正式には「ベースキャリア」と呼ばれています。

 このベースキャリアが装着されて、はじめてルーフボックスがその上に搭載できるようになります。ルーフボックス単体で購入しても搭載できず、ベースキャリアを同時購入する必要があるというわけです。

 そしてこのベースキャリアは車種ごとに細かく設定されているので、取り付けるときは自分のクルマに適合する「ベースキャリア」を選びましょう。

 そして、サイズやデザインなどマッチングの観点から、同じメーカーで揃えるほうが良いといいます

 ルーフキャリア(ベースキャリア+ルーフボックス)では、「THULE(スーリー)」「TERZO(テルツォ)」「inno(イノー)」の主要3ブランドが人気を集めています。

 世界最大のカーキャリアブランドとして有名な「THULE(スーリー)」はスウェーデンに本社があり、輸入車(とくに欧州車)に適合するパーツを豊富に揃えているのが特徴です。

 ルーフボックスだけでなく、カヌーやカヤックなどウォータースポーツ専用のアタッチメントなども用意されています。

 お値段は少々高めですが、高品質でデザインも秀逸。ただし国産車、とくに軽自動車では適合するベースキャリアが用意されていないこともあります。

 日本のカー用品メーカー「PIAA」が手がけるブランド「TERZO(テルツォ)」も人気が高いブランドです。

 PIAAのスマートなデザインと高品質さが特徴となっており、軽自動車まで適合するベースキャリアを用意するなどラインナップも充実しています。

 もっと手軽にルーフキャリアを装着したいなら、カー用品メーカー「カーメイト」が展開している「inno(イノー)」があります。

 THULEやTERZO比較するとリーズナブルさが特徴となっていますが、性能的にも品質的にも十分です。普段使わない人やはじめての人には最適なブランドだといえます。

※ ※ ※

 搭載するルーフボックスにはさまざまな大きさや形状のものがありますが、盗難防止用の鍵付きなのは当然ながら、左右どちらからも開く両開き、ダンパー内蔵型、風切り音を抑えたエアロシェイプなど用途や目的によって機能も選べるようになっています。

 薄く流線型の形状をしたルーフボックスは見た目も良く空気抵抗も少なめですが、容量も少なめ。

 背の高いルーフボックスなら容量はたっぷりですが、その分横風からの影響を受けやすくなるなど、形状と容量によって装着後に多少影響があるので、自分に最適なルーフキャリアを選ぶのがいいでしょう。

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3件のコメント

  1. 脱着可能な装備は全高には含まない落とし穴
    横転のリスクを増やしてどうすんのかね?
    諸元を無視して日本から買った中古船を増築して転覆した国の船をお忘れか?
    最大安定傾斜角度の計算は侮れないからね。

  2. どこにも、ルーフボックスの落とし穴の記載がない!

    • 仮に貴方が水を満杯にしたバケツを頭に載せて歩く不安定さの話ですね
      自動車の最大安定傾斜角度検査をルーフデッキ付きで施したら大半の車はノーマル車の最大値前に転けてしまうでしょう、しかも最大安定傾斜角度試験は停止、無風、屋内で実測されるので速度や気象、路面状態に左右される道路ではルーフデッキなんて付けないに限るんですよ。
      そんなに荷物を積んで人を乗せて旅行したけりゃダブルキャブのトラック(準中型試験車参照)買えばいいんですよ

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