車の屋根が収納スペースに変身! 便利な「ルーフボックス」には意外な落とし穴も!?
ルーフボックスの一番の問題は取り外したあと!?
ルーフボックスをクルマに取り付けているオーナーに、実際に使ってわかったメリットとデメリットを聞いてみました。
東京都に住むSさん(50代・男性)の愛車は、2015年式のミニ「クラブマン」です。
観音開きのテールゲートと通常のミニより拡大されたラゲッジスペースを備えており、積載スペースはそれなりにありますが、やはり趣味の道具をもっと載せるためにルーフボックスを装着したそうです。
「キャンプが趣味なので、キャンプ用品や息子の部活(野球)の道具など大きな物を積む機会が増え、ルーフボックスを装着しました。感覚的にはラゲッジスペースが倍になったように感じられて、かなり重宝しています」
ルーフボックスは形状的にもスキー板や釣竿など長尺物の積載には最適ですが、キャンプ用品も高さより長い物が多いのだとか。どんなところがメリットなのでしょうか。
「通常のベースキャリアだけで荷物を固定ロープなどで積載していた時期もあるのですが、雨などの悪天候では荷物が濡れてしまいます。その点、ルーフボックスに収納できれば濡れずに済むということです。
キャンプ用品は折りたたみ式の椅子やテーブルなどもあり、移動中に濡れないので現地ですぐに使えるのはありがたいです。
逆に、濡れたものや汚れたものなども車内のラゲッジスペースとは分離されたルーフボックスに収納できるので、車内が汚れる心配がないのも大きなメリットです」
趣味を中心に日常生活でもかなり活用しているとのことですが、ルーフボックスならではのデメリットもそれなりにあるそうです。
「高さの問題で利用できない立体駐車場があり、とくに古くからある立体駐車場は、入庫を断られることもあります。また、ガソリンスタンドなどでは自動洗車機の利用ができないことがあり、時間がないときにちょっと困ります。
また、高速道路で横風が気になるかと思ったのですが、それほど影響は感じないです」
ルーフボックスやルーフキャリアは、カギが付いていて防犯対策もしっかり施されており、安全で便利なですが、一番の問題は取り外した場合の保管場所だとSさんはいいます。
「クルマのルーフに乗せるだけあって長さだけでも2m以上あります。いざクルマから取り外しても今度はどこに保管するのかが難しく、結局は装着しっぱなしになる人も多いみたいです。そういう自分も装着しっぱなしですが」
最後の問題は予算です。ルーフボックス装着のためには適合するベースキャリアも必要なためベースキャリアで2万円から3万円、ルーフボックス単体で5万円以上の予算が必要になります。
これを高いと感じるか、それともお金を使って+αのラゲッジを必要とするかが、装着するかしないかのポイントになりそうです。
「年に数回の利用頻度だったらあまりメリットは感じないかもしれません。私のようにアウトドアの趣味があって、スポーツ観戦するために椅子を持ち運んだりする機会も多いアクティブに遊ぶ人にはおすすめです」
クルマを買い替えるほどではないけど、たくさんの荷物を運ぶ機会がある人にとって、屋根の上にも荷物を積載できるルーフキャリアは十分なメリットがありそうです。
脱着可能な装備は全高には含まない落とし穴
横転のリスクを増やしてどうすんのかね?
諸元を無視して日本から買った中古船を増築して転覆した国の船をお忘れか?
最大安定傾斜角度の計算は侮れないからね。
どこにも、ルーフボックスの落とし穴の記載がない!
仮に貴方が水を満杯にしたバケツを頭に載せて歩く不安定さの話ですね
自動車の最大安定傾斜角度検査をルーフデッキ付きで施したら大半の車はノーマル車の最大値前に転けてしまうでしょう、しかも最大安定傾斜角度試験は停止、無風、屋内で実測されるので速度や気象、路面状態に左右される道路ではルーフデッキなんて付けないに限るんですよ。
そんなに荷物を積んで人を乗せて旅行したけりゃダブルキャブのトラック(準中型試験車参照)買えばいいんですよ