本当に必要? ディーラーで勧められる「メンテナンスパック」 高額商品でもメリットな部分とは
クルマの整備代金をまとめてパッケージ化した商品であるメンテナンスパック。セット価格自体は、6万円から10万円と高額になることが多いですが、メンテナンスパックに加入する必要性はあるのでしょうか。
クルマに手間をかけたくない人はメンテナンスパックに入るべき
自動車ディーラーで車検時やクルマ購入時に、販売スタッフから加入を勧められることがある「メンテナンスパック」。
クルマの整備代金をまとめてパッケージ化した商品ですが、メンテナンスパックは加入したほうが良いのでしょうか。
メンテナンスパックには、一般的に必要とされる点検・車検と、消耗品の交換代金がパッケージ化されています。
そのため、メンテナンスについての知識があまりなく、部品の交換時期や日々の日常点検に不安がある人や、クルマに手間をかけたくない人はメンテナンスパックに加入したほうが良いといえます。
実際、ディーラー関係者は「メンテナンスパックに加入される人は、年配者や女性が多いです。私たちも、クルマのメンテナンスについて不安に思っている人には、とくにパック加入をおすすめしています」と話します。
メンテナンスパック会員には、クルマの点検時期を知らせるサービスがあり、点検が近付くと、ハガキや電話で時期と点検項目を通知されます。
クルマの点検を常時忘れることがなく、メンテナンスを受けられる点もメリットといえます。
一方で、走行距離が少ない人や、ある程度クルマの日常点検やワイパー交換やオイル交換などの簡単な整備が自分でできる人にとっては必要のないサービスが含まれている場合があります。
使用するオイルにこだわりのある人や、部品はカー用品店やオンライン通販で安価に購入し自分で交換できる人は、ディーラーの割引後のメンテナンスパック価格よりも整備代金が安くなることもあるのです。
メンテナンスパックに含まれる交換部品は、消耗品とはいえ乗り方次第では交換の必要がない場合もあります。
メンテナンスパックに加入してしまうことで、交換時期が来ていない部品であっても自動的に交換することがあります。
そのため、場合によっては本来必要のなかった整備が追加される可能性があり、必ずしもすべての人が加入すべきサービスとはいえないようです。
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