387馬力の最新BMWを子供が運転!? 免許が無くてもなぜ可能?「U-18運転予備校」の目的とは
運転免許を持たない子供たちが、クローズドエリアでクルマを運転する「U-18運転予備校」が開催されました。同イベントでは、BMWの最新モデルを使用しましたが、子供たちはどのようなことを学んだのでしょうか。
無免許の子供がBMWを運転する!? なぜ?
東京・お台場にある、BMWやMINIのオールラインナップが試乗できる日本最大のブランド拠点「BMWグループ東京ベイ」では、先導車での試乗や、高速コースの試乗など、さまざまな試乗スタイルを提供しています。
しかし今回はなんと、子供たちがBMWの新型モデルを試乗してしまいました。
お父さんやお母さんが運転して、助手席や後席に同乗するのではありません。子供が自分自身で、BMWのステアリングを握り、実際に走らせるのです。
しかも、使用されたのは「M235i xDrive グランクーペ」と「M440i xDriveクーペ」(最高出力387馬力)という最新スポーティモデルです。
参加者は11歳の小学校5年生から、16歳の高校2年生までの男女8人。当然ですが、彼らは全員、運転免許証を持っていません。いったいこのイベントは、どうして実施できたのでしょうか。
今回のイベントは、筆者(桃田健史)も所属するAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)が2017年4月から実施している「U-18(アンダー18)運転予備校」の一環です。
参加者の条件は、クルマを運転できる体格として身長が150cm以上であること。また、日本でクルマの運転免許を取得していない18歳以下であるという2点のみ。なお、参加費用は無料です。
AJAJのなかで、U-18運転予備校におけるトレーニングを受けたジャーナリストがインストラクターを務めました。
今回使用したBMWの新型モデルは、BMWジャパンの広報車両を使用しています。
これまでの開催でも広報車両を主体に使用しており、たとえばマツダ「ロードスター」やスバル「BRZ」、トヨタ「86」、「スープラ」、日産「フェアレディZ」、ホンダ「NSX」など各メーカーのスポーティモデルばかりです。
実施する場所は、十分な広さがあるクローズドエリアです。
日本での各種法律において、公道以外の場所でクルマを運転するためには、運転免許の所持は必須だとはいえないという解釈があります。
AJAJとしては、U-18運転予備校をスタートするにあたり、関係各方面と協議した結果、実施は可能だと判断。自動車メーカー各社からもその考えに賛同してもらい、今回も実施することができました。
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