突如GoTo制度変更で旅行時の割引が対象外に!? 「GoTo“トラブル”」になる前に要チェック!
スムースに還付を受けるためには?
実際の金額でどれくらい安くなるのかを書いておきましょう。
筆者が今回利用した名門大洋フェリー(新門司港→大阪南港)を例にとると、車両航送代金(全長5m未満)と大人2名の個室利用代の合計が3万1650円となります(WEB割・シティライン会員割引含む)。
この金額から35%引きとなるので、最終的な支払金額は2万580円。
片道(新門司港~大阪南港)で1万1070円の割引を受けることができました。

それでは、夜行フェリーでスムースに35%の割引を受ける方法を以下に記します。
これは、Yahoo!トラベルや楽天トラベルなどの予約サイトを通さず、直接予約でGoTo対象となる(ステイナビ利用)ホテルや旅館に適用される方法なので、夜行フェリーを使わない人も是非ご参考ください。
まず、宿やフェリー会社の公式予約サイトで予約をします。スマホやPCでの予約ができない人は、電話での予約もOKです。その際は、必ずGoToトラベルの割引を受けたいことを伝えましょう。
次に、ステイナビのサイトに行って予約内容を登録し、35%割引クーポンを入手します。ここまでの手続きはチェックイン当日までにやっておきましょう。フェリーの場合は遅くとも出航1時間前までに完了するのが望ましいです。
そして、宿やフェリーにチェックインの際に念のためGoToトラベル利用であることを告げておきます。最後に、現地で宿泊代を支払う際、割引後の価格になっているかを確認して終了です。
フェリー会社によってはステイナビを経由せず、旅行代理店での購入のみを対象としている場合があります。
主な夜行フェリー会社のGoToトラベルキャンペーン対応は以下となります。
まず、ステイナビ利用に対応しているのが「阪九フェリー(関西~北九州)」、「名門大洋フェリー(関西~北九州)」、「四国オレンジフェリー(東予~大阪、新居浜~神戸)」、「フェリーさんふらわあ(関西~大分・鹿児島 ※北海道行きは別会社)」、「フェリーあけぼの・フェリー波之上(鹿児島~奄美大島、与論、沖縄など)」、「新日本海フェリー(関西~北海道、新潟~北海道など)」。
旅行代理店での購入に限られるのが「オーシャン東九フェリー(東京~徳島~新門司 ※現在のところ東京~徳島は対象外)」、「商船三井フェリーさんふらわあ(大洗~苫小牧)」です。
この2社の場合、船会社の公式予約サイトやインターネットなどでの予約はGoTo対象外なので注意が必要となります。
またこの記事を書いているさなかに、待望の「高速道路周遊パス」のGoToトラベルキャンペーン開始が発表されました。
全国28のルートが新たに設定されて、宿とのセットでGoTo支援対象となります。宿と高速道路周遊パス、それぞれで35%(割引額合計最大1名2万円まで)の支援となります。
こちらも、ステイナビ経由で公式サイトから宿を予約して、そのあと、提示される高速道路周遊パスを選んで予約します(ETC利用料金と一緒に引き落とし)。
さらに10月1日からは、待望の地域共通クーポン(旅行代金の15%)の発行もおこなわれます。
また、除外となっていた東京都もいよいよGoToトラベル対象となる見込みです。
なお、8月31日(チェックイン)までの旅行で、事後申請で還付をおこなう場合の締め切りは9月14日。これ以降は(おそらく)還付が受けられないので、忘れず申請しましょう。
事後申請に関しては、GoToトラベル事務局の申請窓口でおこないます。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。













