夏の終わりは要注意!? クルマのトラブルは突然やってくる!
夏場のクルマは、猛暑酷暑によってさまざまな影響を受けています。そのため、秋の行楽シーズン前には、夏のクルマ疲れを取り払うために、メンテンナスを心がけることが大切です。
秋のドライブに向けて!夏の終わりに行っておきたいクルマのメンテナンス
2020年の夏は、例年に比べて厳しい猛暑が続き、炎天下に晒されたクルマはさまざまな影響を受けています。
そのため、秋から冬に掛けて愛車を長持ちさせるためにも小まめなメンテナンスを心がけることが大切です。では、夏の影響を受けて起こりやすいクルマトラブルには、どんなものがあるのでしょうか。
JAFの「ロードサービス 主な出動理由TOP10」によると、2019年9月から10月で多かったのが「過放電バッテリー」、「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」という結果になっています。
バッテリーやタイヤに関するトラブルが多発していることがわかっていますが、それはなぜなのでしょうか。また、秋に向けてどんなメンテナンスを行うべきなのでしょうか。
カー用品店「オートバックス」を運営するオートバックスセブンIR・広報担当者は、次のように話します。
「夏場や秋から冬場にかけては、1年でもっともバッテリーが酷使されるシーズンです。
夏場は、猛暑酷暑によってエアコンをフル稼働させます。冬を迎える秋口は、日照時間が短くなることでヘッドライトを付ける時間が伸び、バッテリーの消耗が早くなる可能性が高いです。
そのため、夏の終わりを迎える秋口に向けて、バッテリー周辺の小まめな点検を心がけるとともに、もし弱っている場合は早めの交換を意識してください。
次に、ウォッシャー液の確認です。関東圏は、そこまで気温が大きく下がることはないものの、東北など雪の降る地域では秋口でも朝の最低気温がマイナスになることもあります。
気温の低下によりウォッシャー液が凍るケースもあるので、現在使用している液の種類を事前に確認して、冬に耐えられるものに交換しておく必要があります」
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また、ユーザーのなかにはメーカー側であらかじめ敷いてあるフロアマットの上に、重ねてフロアマットを敷く人もいますが、二重になったマットとマットの間に湿気が溜まることもあります。
車内の換気をおこなうと同時にフロアマットも室内から取り出して日干しすることも車内を快適にする秘訣です。
そして、忘れてはいけないのがタイヤチェックです。まず、タイヤがすり減ってスリップサインが出ていないか、サイドウォールに傷はないかといった部分は日常的に確認しましょう。
また、空気圧も日常的に見ることが推奨されますが、とくに、夏から秋にかけて気温が下がると、タイヤの空気圧も低くなります。
空気圧の下がった状態で走行を続けると燃費に影響するほか、万が一の事故につながる可能性も十分に考えられます。
また、高速走行するとタイヤが波打つ「スタンディングウェーブ現象」が発生してバーストを起こす危険性もあります。
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