現行「シビック」選ばれる要因はスポーティさ!? セダン生産終了でも残るホンダイズムとは

今秋登場! 新型「シビックタイプR」はどんな点が凄い?

 現在ラインナップされているシビックシリーズには、シビックハッチバックだけでなく、サーキット走行も見据えた本格スポーツモデルのシビックタイプRも存在します。

 現行シビックタイプRはハッチバックボディを採用。2020年10月にはマイナーチェンジモデルの登場が予告されており、そのスペックに注目が集まっています。

ホンダ新型「シビックタイプR」
ホンダ新型「シビックタイプR」

 マイナーチェンジモデルでは、一体感・ダイレクト感を向上させるべく、アダプティブダンパーシステム制御やサスペンションブッシュ、ボールジョイントなどにまで踏み込んだチューニングを実施。

 これにより、コーナーアプローチから脱出までの一連のハンドリング性能や、荒れた路面における接地性・制振性が向上しました。

 サーキット性能では、フロントグリル開口面積が拡大され(現行比で+13%)、ラジエーターに効率よく風を導入できるように形状を変更。ラジエーターのフィンピッチを変更して放熱性も向上させています。

 グリル開口部の拡大によって減少するフロントダウンフォースへの対応として、フロントエアスポイラーの形状や剛性など細部に至るまでチューニングを施し、従来モデルと同等以上のダウンフォースレベルを実現しました。

 ブレーキ性能においても、サーキット走行でのさらなるブレーキフィールの向上を目指し、ブレーキディスクに2ピースフローティングタイプを採用。2ピース化によってディスクの熱ダレが減少することで、連続走行時に起こるペダルストローク変化や踏力変化を低減しています。

 内装面では、ホンダ初となるフルアルカンターラ表皮のステアリングホイールを採用。

 また、6速MTのシフトノブ形状を丸型から手になじむティアドロップ形状に変更し、シフトノブの内部には90g分のカウンターウェイトが埋め込まれ、トランスミッション側の操作荷重とノブ側の操作荷重のバランスの最適化が図られました。

 安全性向上の観点から、「ホンダセンシング」が新たに搭載されたことも大きな変更点といえます。

 そして、限定車「リミテッドエディション」も登場が決定しており、国内では200台限定で販売されます。

※ ※ ※

 シビックハッチバックとシビックタイプRが揃い、スポーティな性格が強調された現在のシビックシリーズは、ホンダの持つスポーツマインドを十分に表現しているといえます。

ホンダ・シビック のカタログ情報を見る

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Writer: くるまのニュース編集部

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