現行「シビック」選ばれる要因はスポーティさ!? セダン生産終了でも残るホンダイズムとは

ホンダは「シビックハッチバック」と「シビックセダン」を2020年1月にマイナーチェンジしたものの、その後同年8月に国内向けシビックセダンの生産を終了してしまいました。しかし、残されたシビックハッチバックはホンダのスポーティモデルとして認知されているということですが、ユーザーからはどのような点が評価されているのでしょうか。

スポーティさがウリ? 現行「シビック」ユーザーからの声は

 ホンダは2020年8月に国内での「シビックセダン」の生産を終了しました。同年1月にマイナーチェンジを受けたものの、1年経たずに終了したことになります。シビックセダンに対して「シビックハッチバック」はラインナップに残されることとなりました。

 そして、シビックハッチバックのみ販売継続が決まったことで、国内市場におけるシビックの個性は、より際立ったという見方もあるというのですが、いったいどういうことなのでしょうか。

2020年1月にマイナーチェンジを受けたホンダ「シビックハッチバック」
2020年1月にマイナーチェンジを受けたホンダ「シビックハッチバック」

 現行モデルとなる10代目シビックは、国内市場では2017年9月に登場。シリーズ展開は「シビックハッチバック」、「シビックセダン」、そして「シビックタイプR」の3モデルとなっています。

 シビックセダンは国内工場で生産され、シビックハッチバックとシビックタイプRはイギリス工場で生産される輸入車です。

 シリーズ初となる3タイプ同時開発がおこなわれ、シビックハッチバックとシビックセダンはシビックタイプRの技術が反映されたことで、これまで以上にスポーティな走りを獲得。シビックタイプRは、シビックハッチバックやシビックセダンのコンセプトを取り入れたことで、いままでのような硬派な走りだけでなくコンフォートな走りも可能としたモデルとして登場しました。

 先代モデルは日本未導入(限定モデル除く)だったことから、国内市場の通常ラインナップとしては7年ぶりの復活ということで、話題となりました。

 しかし、ホンダは2018年12月にハイブリッド専用セダンとして「インサイト」を国内導入。

 ハイブリッド専用のインサイトとガソリン専用のシビックセダンという違いはあったものの、インサイトの全長は4670mmでシビックセダン(全長4650mm)と車格はほぼ同じで、ほかにどのような点が違うのか、という声が寄せられていました。

 インサイトの発表当時、ホンダの商品企画担当者はインサイトとシビックセダンの違いについて次のように説明しています。

「2017年に投入したシビックは“走る楽しさや所有する歓び”で、まさにクルマを所有して楽しむ人がメインとなります。

 一方、今回のインサイトは、一段上級なクルマとして、クルマの本質的価値や国内で重宝されるハイブリッドという部分を妥協なき形で提供するモデルとして考えています。

 また、プラットフォームについては『シビックアコードプラットフォーム』というもので共通になります」

 シビックシリーズのアイデンティティを“走る楽しさや所有する歓び”だと説明していたメーカー側に対し、販売店ではどのように受け止められているのでしょうか。ホンダの販売店スタッフに聞いたところ、次のように話します。

「お客さまからの声もあわせると、シビックシリーズは運転を楽しむクルマとしての性格が強いという意見をいただいています。ハンドリングもスポーティに感じますし、ついアクセルを踏み込みたくなるような味付けになっています。

 また、当店でシビックセダンおよびシビックハッチバックを購入されたお客さまの多くは指名買いです。皆さん、『シビック』という車名の復活を待っていたとおっしゃいます。

 シビックセダンとシビックハッチバックが併売されていた頃を振り返ると、シビックハッチバックの方が人気だった印象です。

 CVT仕様のみだったシビックセダンに対し、MT仕様とCVT仕様から選べるのもシビックハッチバックの特徴で、当時はMT仕様の設定にも反響がありました。

 一方、インサイトは実燃費が優れていて、街乗りなどの普段使いが中心で距離もそこそこ走る、という人に好評です」

 シビックセダンとシビックハッチバックでは、最高出力に差がつけられていて(シビックセダン:173馬力、シビックハッチバック:182馬力)、それに伴い使用燃料もシビックセダンがレギュラーであるのに対し、シビックハッチバックがハイオクとなるなど、差別化されていました。

 スポーティなシビックハッチバックが販売継続となったことは、シビックシリーズが持つ個性がより鮮明となったともいえるでしょう。

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コメント

4件のコメント

  1. 「ハッチバックとシビックセダンはよりスポーティな走りを、シビックタイプRはコンフォートな走りを可能としたモデルとして登場しました。」
    って、え? Type R が「コンフォート」??? で、それ以外のほうが「スポーティ」???

    • 間違えてるだけさ。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  2. 5月にシビックハッチバックをオーダーしたが、納車はいつになるやら…。