2トーン色の車はなぜ増えた? 高額でもベタ惚れな購入者が存在する要因とは
最近の新型車のなかには、ボディカラーとルーフが違う色で塗り分けられているクルマをよく見かけます。ほとんどの場合数万円の有料色で、なかには10万円に迫る価格設定の場合もありますが、なぜ設定例が増えているのでしょうか。
最近なぜ多い? 2トーンカラーのクルマ
近年販売される新車のカラーバリエーションのなかには、2トーンカラーを設定するモデルが多くあります。設定される車種は登録車のみならず、軽自動車のなかにも存在する状況です。
2トーンカラーのクルマは、いったいどのような意図で設定されているのでしょうか。また、販売現場でユーザーからの評判はどうなのでしょうか。
2トーンカラーは、ほとんどの場合においてメーカーオプション扱いで設定される有償色です。塗り分けが必要なことから、数万円の値付けとなっており、なかには10万円近い金額が設定される場合もあります。
塗り分けられる場所は、基本的にはボディとルーフの境目となる(2トーンルーフ)ことが多いです。
さまざまな軽自動車を生産するスズキは、自社のモデルに2トーンカラーを数多く設定しています。設定する狙いについてスズキ広報部に聞いたところ、次のように説明します。
――なぜ2トーンルーフが増えてきたのでしょうか。
お客さまがクルマの車種を決める理由の上位に、「車体色」が入ることが多くなっています。そのため、豊富なカラーラインナップに加えて、2トーンルーフを採用した車種の設定を増やしています。
――いつから採用されているのでしょうか。
弊社では、2002年に発売した軽自動車の初代「アルトラパン」より2トーンルーフを設定しています。その後、2013年に発売した初代「スペーシア」、2014年に発売した初代「ハスラー」など採用車種を増やしていきました。
――2トーンルーフを選ぶのはどのような人が多いですか
ファッションにこだわりがあるお客さまや、より個性的なクルマを求められているお客さまが2トーンルーフを選ばれることが多いです。
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