超絶カッコいいクーペがある!? 日本でも売れそうな海外専用車3選
日本では激減してしまったモデルとは!?
●ホンダ「シビッククーペ」
日本のみならず海外でも減少傾向にある2ドアクーペですが、北米では比較的コンパクトなサイズのモデルが人気を維持しており、ホンダは1992年から「シビッククーペ」を販売してきました。
日本でもアメリカから輸入して販売していましたが、2000年に終了しています。
北米のシビッククーペは現行モデルで6代目にあたり、日本で販売している「シビックセダン/ハッチバック」と共通のプラットフォームで開発されました。
タイプは大きく分けてスタンダードモデルと高性能版の「Siクーペ」があり、ボディはくさび型の流れるようなフォルムで、いかにもスタイリッシュなクーペといった印象です。
なお、Siはブラックのホイールやボディアクセント、リアスポイラーが装備され、スポーティな外観となっています。
ボディサイズは全長4503mm×1800mm×1389mmと、国内のシビックハッチバックと同等なサイズです。
エンジンは、174馬力(米規格、以下同様)の1.5リッター直列4気筒ターボと158馬力の2リッター直列4気筒自然吸気、Siには205馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボを搭載し、トランスミッションはCVTと6速MTが設定され、Siは6速MTのみ。
価格はスタンダードモデルが2万1050ドル(日本円で約225万円)から、Siクーペが2万5200ドル(日本円で約270万円)からと比較的安価に設定されています。
装備の違いはありますが、シビックハッチバックが294万8000円(消費税込)ですから、アメリカ並の価格帯ならば日本でも人気が出るかもしれません。
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今回紹介した3車種以外にも、魅力的な海外専用車はたくさんあります。とくに新興国向けのクルマは、シンプルかつ安価で、デザインも独特な雰囲気があり、魅力的です。
しかし、日本へ導入するとなると、法律の壁が存在します。とくに安全性能については、かなりハードルが高いでしょう。
また、内装などの質感も日本のニーズに合わせる必要があります。
それらをクリアしたとしても対策のコストを考えると、価格的に魅力が薄れることになりますから、現実的ではないかもしれません。