スポーツカーのベースが庶民の足!? 激速コンパクトカー3選

2020年夏に、トヨタのベーシックカー「ヤリス」をベースにしたスーパースポーツモデル「GR ヤリス」のデリバリーが開始予定です。現在では数少ないコンパクトスポーツとして話題となっていますが、かつては過激なコンパクトカーが多数存在。そこで、庶民の足車をベースにしたスポーツモデルを3車種ピックアップして紹介します。

「R」の文字は特別な存在!? いまも人気のスポーツコンパクトとは

●ホンダ「シビック タイプR」

高性能1.6リッタースポーツコンパクトの代名詞的存在の「シビック タイプR」
高性能1.6リッタースポーツコンパクトの代名詞的存在の「シビック タイプR」

 サーキットを走ることを前提に開発されたホンダの「タイプR」シリーズは、1992年に登場した「NSXタイプR」から始まりました。

 その後、1995年には「インテグラ タイプR」そして、1997年に「シビック タイプR」が発売。

 シビック タイプRに搭載されたエンジンな1.6リッター直列4気筒DOHC VTECで、最高出力185馬力を8200rpmという量産車として類まれな高回転で発揮します。

 高回転型エンジンですが「可変バルブタイミング機構」VTECの特徴として低回転域のトルクも確保されており、乗りにくさはありませんでしたが、サスペンションセッティングはかなりハードで、街中では苦痛に感じるほどの乗り心地となっていました。

 内外装も「タイプR」専用のパーツを採用し、エアロパーツやホイール、レカロ製シート、チタン製シフトノブなど、個々のパーツも走りに相応しいものを装備し、同時に軽量化も図られています。

 初代シビック タイプRはシリーズ最後の1.6リッターエンジン搭載車ということで現在も高い人気を誇り、生産終了後もジムカーナやダートトライアルなどモータースポーツで活躍を続けました。

※ ※ ※

 近年、各メーカーともモータースポーツへの参加、もしくはサポートに消極的になってしまいました。そのため激減してしまったのが、1.6リッターエンジンです。

 日本では自動車税の基本的な区切りが排気量0.5リッター刻みになっている関係で、1.6リッターエンジンは不利な排気量ですが、モータースポーツの世界では1.6リッターが区切りの排気量という背景があります。

 そのため、GR ヤリスも1.6リッターエンジンを搭載していますが、今後は新規で製造されることがほとんどないと思いますので、高性能な1.6リッターエンジンはますます貴重な存在になるのではないでしょうか。

【画像】今でもカッコいい! 手ごろなサイズが魅力のスポーツカー(16枚)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【月々8千円!?】新車ハスラーに乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー