マツダがロータリー搭載「RX-9」登場の布石か!? なぜ「RX-VISION GT3」を登場させたのか
マツダのバーチャルレースカー「RX-VISION GT3 コンセプト」がプレイステーション4の「グランツーリスモSPORT」に登場しました。架空のクルマなのにリアルな車両スペックが初めて公開されたのですが、それは一体なぜなのでしょうか。
マツダがバーチャルレースカーの車両スペックを公表した訳
マツダが、バーチャルレースカー「RX-VISION GT3 コンセプト」を発表。日本時間の2020年5月22日15時から、ソニーPlayStaion4用のドライビングシュミレーションゲーム「グランツーリスモSPORT」上で、オンライン提供を始めました。
これを単なる架空のクルマの話として捉えるか、それとも実車投入に向けた中期的なマーケティング戦略と見るか、自動車業界やマツダファンの間でも意見が分かれるところだと思います。
その上で、今回の発表の注目点は、車両スペックの詳細が明らかになったことです。
今回のモデルは、国際自動車連盟(FIA)が認定する市販2シーターもしくは2+2シーターのスポーツカーをベースとした競技車両規定「FIA GT3」に基づいています。
ボディサイズは全長4590mm×全幅2075mm×全高1120mm、ホイールベースが2700mm、車両重量は1250kgで、前後重量配分は48:52。駆動方式は、フロントエンジン後輪駆動(FR)です。
注目のエンジンは「SKYACTIV-R」とし、自然吸気4ローター・ロータリーエンジンで排気量は2600cc。最高出力は570馬力/9000rpm、最大トルクは540Nm/7500rpm。タイヤはミシュランの310/700-18を装着します。
こうした各種スペックは、ゲーム仕様としての想定だけとは思えません。なぜならば、まるで実車発表のような技術詳細が、マツダ広報資料に記載されているからです。
今回のゲーム用GT3のベースになったのは、「RX-VISION コンセプト」です。
RX-VISION コンセプトは、2015年に開催された第44回東京モーターショーに出展され、メディアや来場者から「この年のイチオシ」として大人気になりました。
東京ビッグサイト西館一階の展示スペースには、その姿をひと目見ようと大勢の人が詰めかけたことを、つい最近の出来事だったように思い出します。
その実車は、全長が4389mmと、GT3コンセプトと比べて201mm短く、全幅は1925mmとGT3コンセプトより150mm狭く、全高は1160mmとGT3コンセプトより40mm高いです。
このオリジナルの美しいロングノーズショートデッキフォルムを活かして、GT3コンセプトではさらにワイドトレッド化したのです。
RX-VISION GT3 コンセプトのチーフデザイナー、マツダデザイン本部アドバンスドデザインスタジオの岩尾典史氏は「初期段階から貫いたのは、すべてのマツダ車に共通する”人間中心”という開発発想です」と話します。
デザインを進める上で、マツダデザイン本部には役員をはじめ、モータースポーツやeスポーツに精通している人が多数いて、彼らからのアドバイスを参考にしたともいいます。
わかってるからこそ逆に期待を込めてるんだろうけど、どう考えてもプロジェクトの無期限停止とかでポシャっちゃったからその供養したようにしか見えないんだよね。。
格好良いねえ。 これをBEV化して、ロータリーエンジン発電機搭載のREXにして、テスラロードスターの半額以下で販売してくれないかあ。
昨日も走ってるのみた(オンライン)けど、サウンドもいいし、かっこいいね。現実販売は無理としても。。全部EVとか言い始めてる昨今、この調子だとエンジン車はみんなオンラインになってしまいそうだな。
今度は海外の自動車番組で燃やされないようにしないとね。