歴史を作った偉大な名車たち! スズキの軽自動車3選

2020年にスズキは創業100年を迎えます。軽自動車や小型車の開発を中心に、数々の名車を輩出してきました。そこで、記憶に深く残るほどインパクトがあったスズキの軽自動車を、3車種ピックアップして紹介します。

トールワゴンの基礎を確立したモデルとは!?

●スズキ「ワゴンR」

軽自動車の新たなジャンルを開拓した「ワゴンR(初代)」
軽自動車の新たなジャンルを開拓した「ワゴンR(初代)」

 かつて、背が高いワゴンタイプの軽自動車といえば、ワンボックスバンをベースにしたものが主流だった時代があり、リアにスライドドアを装備して室内も広く、使い勝手は良かったものの商用車のイメージは払拭できませんでした。

 そうしたなか、1993年に「ワゴンR」の登場によって、「トールワゴン」という新たなジャンルの軽自動車が確立され、まさに革新的なモデルとして大ヒットします。

 スタイルは当時高い人気を誇っていたミニバンをコンパクトにしたスタイルで、後の軽自動車のデザインに大きな影響を与えました。

 また、左側が2ドア、右側が1ドアと左右非対称な作りもワゴンRならではの特徴でした。

 軽自動車は女性ユーザーが多いというイメージが定着していましたが、初代ワゴンRは男女問わず人気を博し、進化を続けつつもコンセプトを維持したまま現在に至っています。

※ ※ ※

 スズキはトヨタと同様に織機製造から始まり、第二次大戦後にはオートバイ製造、そして1955年から軽自動車の製造をおこないました。

 スズキの4輪自動車製造は、日本の軽自動車の歴史そのもので、現在もスズキは軽自動車と小型車を中心に生産を続けており、軽量化技術やコスト削減のノウハウは業界トップと評価されています。

 まだまだ軽自動車は日本のトップセラーに君臨する勢いですから、今後もスズキから目が離せません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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