ホンダのハイブリッド専用車が苦戦中!? 発売から1年「インサイト」の売れ行きはどうなった?
2020年の販売ランキングはどうなる? 2月に登場する注目車種とは
前述のとおり、2019年の新車販売ランキングにおいては、ハイブリッド車の人気が高いです。
1月から11月の累計販売台数は首位がプリウス(販売台数11万8021台)で、2位はシリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」とガソリン仕様を設定する日産「ノート」、3位にはハイブリッド/ガソリンの2種類の仕様があるコンパクトミニバン「シエンタ」がランクインしています。
なかでも、プリウスは2018年12月にマイナーチェンジをおこない、“歌舞伎顔”とも揶揄された個性的な顔つきをやめて、スッキリした印象のデザインに変わりました。
その結果、2018年には登録車販売台数の年間首位を逃してしまったものの、2019年上半期(1月から6月)の販売ランキングでは首位を獲得。1月から11月までの累計でもノートに5567台の差をつけてトップとなっており、年間の販売台数でも首位となるか注目されます。
トヨタの販売店スタッフは、マイナーチェンジしたプリウスについて次のように話します。
「プリウスは、マイナーチェンジ以前からそれほど低迷しているモデルではありませんでした。ただ、ノートが好調だったことや、3代目プリウスに比べると勢いが落ちていたこともあり、全体的なイメージとして低迷している印象があったのかもしれません。
しかし、2018年12月のマイナーチェンジの影響もあり、2019年の春から夏にかけては、ほかを抑えて販売が好調でした。
そこに、デザイン変更+安全・快適装備の充実という付加価値をつけたことで、ご年配のお客さまが『プリウスからプリウス』へ乗り換えをされているようです」
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2020年の登録車販売ランキングにおける注目車種として、2月にトヨタ新型「ヤリス」とホンダ新型「フィット」が相次いで発売されます。
この2台はともにハイブリッド仕様を設定するコンパクトカーで、新型ヤリスは現行型「ヴィッツ」の名前を改めての登場となり、新型フィットはフルモデルチェンジで4代目となります。
なかでも、新型ヤリスのハイブリッド仕様は、クラス世界トップレベルとなる36.0km/L(WLTCモード)の低燃費を実現すると発表されており、燃費を重要視するユーザーに向けて強い訴求ポイントとなることは間違いありません。
2020年の新車販売ランキングがどのように推移するのか、いまから注目です。
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