年末年始の9連休も大丈夫! NEXCO中日本が渋滞攻略法を公開

2019年12月28日から1月5日と、9連休となる今年の年末年始。大型連休を心待ちにしている人も多いと思いますが、気になるのが連休中の渋滞です。そこで東名などの高速道路を管理するNEXCO中日本は、年末年始の渋滞予測とその回避方法を発表しました。

下り線は28から30日、上り線は2から4日が混雑のピーク

 2019年も終盤に入り、1年が終わろうとしています。そんな2019年から2020年の年末年始は9連休となっており、お出かけの計画を立てている人も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、高速道路の渋滞です。東名高速などを管理するNEXCO中日本は、年末年始の渋滞予測とその回避方法を公開しました。

渋滞情報を表示する道路情報板
渋滞情報を表示する道路情報板

 NEXCO中日本東京支社 高速道路ドライブアドバイザー山本隆氏は、年末年始の渋滞について、次のように話します。

「年末年始の渋滞は避けられます。E1東名下り線は12月28日から30日、E1東名上り線は1月2日から4日に大渋滞することが予想されるため、E1東名下り線は夕方以降、E1東名上り線は午前中早い時間帯の利用が狙い目です。

 昨年の年末年始における渋滞の原因の25%は事故によるものだったため、運転にはいつも以上に気をつけてください。」

 さらに山本氏は、E1東名下り線大渋滞のピークは30日のお昼頃で、秦野中井ICを先頭に30km、大和トンネルを先頭に10kmの渋滞と予測。28日、29日は秦野中井ICを先頭に30km。そのほかの日も日中15km以上の渋滞が発生するといいます。

 そのため、同区間を利用する場合は12月27日もしくは12月31日がおすすめで、12月28日から12月30日に利用する場合は、夕方以降が狙い目です。

 また、E1東名上り線は大和トンネルと都夫良野トンネルを先頭に年明けから渋滞すると予測。夕方の時間帯を中心に、大和トンネルを先頭に25kmから35km、都夫良野トンネルを先頭に10kmから20km渋滞し、ピークは1月3日。大和トンネルを先頭に35km、都夫良野トンネルは20kmの大渋滞となる見込みのため、東京方面へ戻る場合は午前中の移動をおすすめします。

 それでは、渋滞にハマってしまった場合はどのように行動すれば、時間のロスを最小限に抑えることができるのでしょうか。

「渋滞にはまり込んでしまった場合、つい追い越し車線に入って少しでも渋滞から早く抜け出そうとしがちですが、これが渋滞をさらに大きくする原因になります。

 これは追い越し車線に割り込む際、その後続車がブレーキを踏んで速度を落とす局面が発生するからで、車線をキープすることで、結果的に渋滞を早く抜けられると考えられます。

 また、高速道路上にある道路情報板に表示される赤い三角のマークは、これから渋滞がさらに延びることを示しているため、情報を読み取ってルートを検討することで、渋滞を賢く回避することも可能です。」(山本氏)

※ ※ ※

 NEXCOが発表した渋滞予測は、過去複数年の渋滞実績データや曜日の配列、過去の気象情報や周辺のイベント情報、道路ネットワークの整備状況や沿線のアウトレット施設等へのリサーチなど、渋滞に影響する数多くのデータを基に予測されています。

 また、高速道路の休憩施設エリア・コンシェルジュや料金所事務室などでは、年末年始の渋滞情報はもちろん、人気の観光情報やサービスエリアのグルメ情報、季節のキャンペーン情報など、クルマで出かける際に役立つ情報をまとめた『渋滞予測ガイド』を配布。高速道路を快適に利用するための、さまざまな取り組みをおこなっています。

 年末年始のお出かけは是非これらの情報を活用し、快適なドライブを楽しんでいただきたいと思います。

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