デート派か走り派で分かれた!? バブルを過ごした大学生の愛車5選
1980年代の終わりから1990年初頭、日本はバブル経済の好景気に沸いていました。当時の大学生はクルマを持つのが当たり前のような背景があり、デートでも旅行でもクルマで行くのが当然でした。そこで、当時の大学生に好まれたクルマを5車種ピックアップして紹介します。
リアルなバブル期の大学生の愛車とは!?
昭和の終わりから平成の最初のころは、いわゆるバブル景気と呼ばれた好景気が続いた時期です。
その当時に大学生だった人は、どちらかというと親世代がバブルの恩恵を受けていたのではないでしょうか。
つまり、親にクルマを買ってもらえたという人が多く、大学生でもマイカーが持てた時代です。そんなバブル期に、大学生に人気のあったクルマを5車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「AE92型 カローラレビン/スプリンタートレノ」
トヨタの大衆車というと「カローラ」が知られていますが、2代目からは「レビン」、姉妹車の「スプリンター」では「トレノ」というスポーツグレードが存在しました。
そして、バブル景気の真っ只中に発売されたのがAE92型カローラレビン/スプリンタートレノ(以下、レビン/トレノ)です。発売は1987年で、この代からカローラ/スプリンターとも全車FFとなりました。
レビンとトレノの差は前者が固定式ヘッドライトで、後者がリトラクタブルヘッドライトでした。好みは分かれましたが、概ねどちらも同じくらい若年層に人気を誇ります。
なかでもレビンのスタイルはハイソカーブームをけん引してきた「ソアラ」を小さくしたようなイメージで、ソアラは高価で買えないけどレビンなら手が届く、という層が納得できるクオリティでした。
グレードは1.5リッターと1.6リッターのふたつのエンジンにより大きく分けられ、1.6リッターエンジンは先代のAE86型から継承した4A-GEU型を横置きに搭載。最高出力は120馬力を発揮し、気持ちの良い吹け上がりも先代から変わりありません。
AE92型レビン/トレノは、レースではホンダ「シビック」の後塵を拝しましたが、クルマとしての品質はさすがにトヨタ車というべきレビン/トレノの方が勝っていました。
●ホンダ「プレリュード」
ホンダ「プレリュード」と日産「シルビア」は、別名「デートカー」と呼ばれ、女性にも好まれてデートに似合うクルマとして人気を博します。
なかでも3代目プレリュードと、5代目のS13型「シルビア」がデートカーの代名詞的存在でしたが、プレリュードが1987年、シルビアが1988年発売だったため、まだまだ高価でした。
そこで、1982年発売の2代目プレリュードが、バブル期に中古車の値段もこなれており、大学生が乗るには適当なモデルとして人気がありました。
ドアミラーが解禁になった1983年式以降では、リトラクタブルヘッドライトと相まってスタイリッシュとなり、1985年には2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載した「2.0Si」が登場したため、とくに人気となります。
●トヨタ「ソアラ」
トヨタ「ソアラ」は初代が1981年に発売され、ハイソカーブームをけん引し、幅広い層から絶大な人気を誇りました。
ボディはロングノーズの2ドアクーペで、全グレードで直列6気筒エンジンを搭載。デザインの美しさだけでなく先進的な装備も注目されました。
1986年には2代目が発売。スタイルは初代を踏襲したキープコンセプトで、こちらも高い人気を誇ります。
なかでも若者から熱い視線が送られたのが、2リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載した「2.0GT-TWIN TURBO」で、当時の新車価格は320万6000円と、かなり高価でした。
そこで、大学生から人気があったのは初代の後期型の2リッターモデルで、やはりドアミラーが装備された1984年式以降がとくに人気がありました。
レパードも人気がありましたよね😆
やはりソアラは、憧れの車でしたね😆