メルセデス・ベンツCクラスのSUV版? GLCがパワーアップして登場

好みに応じてエンジンは4機種5ラインナップ

●エンジンは大きく4タイプ
 
 GLC 220 d 4MATICに搭載されるエンジンは、2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンです。最高出力194馬力、最大トルク400Nmを発生し、現行「Eクラス」にも搭載されているエンジンです。

メルセデスAMGのラインナップは、垂直フィンを採用した専用のラジエターグリルとなる
メルセデスAMGのラインナップは、垂直フィンを採用した専用のラジエターグリルとなる

 従来型より高出力化された一方で、振動と騒音は低減されており、ディーゼルとは思えない快適なドライブを実現しています。

 このディーゼルエンジンには革新的技術が多数盛り込まれています。たとえば、シリンダーブロックとピストンに熱膨張率の異なる素材を採用したり、自社開発した表面コーティング「NANOSLIDE」を導入することで摩擦を低減し、効率性を高めています。
 
 さらに排出ガス浄化経路の短縮や選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルターを採用するなどして、排気のクリーン化にも力が注がれています。欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制にも適しています。
 
 GLC 300 4MATICには、2リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載されています。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTORONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速が可能になりました。
 
 最高出力は258馬力、最大トルクは370Nmです。これは従来のGLC 250 4MATICに比べて+47馬力、+20Nmとなっています。
 
「メルセデスAMG 43シリーズ」のV型6気筒エンジンは、従来モデルより23馬力アップの390馬力となり、伸びやかな加速を実現しました。このパワーを四輪に最適に配分するために、メルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を搭載しており、31:69とリアよりのトルク配分により、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを実現しました。

「メルセデスAMG 63シリーズ」には、「メルセデスAMG GT」に搭載されている最高出力476馬力、最大トルク66.3kgmの4リッターV型8気筒エンジンが搭載されます。

 さらにハイパフォーマンスモデルの「63S」も設定され、こちらは最高出力510馬力、最大トルク71.4kgmとなっています。
 
 メルセデスAMGが開発した新しい四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載し、前後トルク配分は50:50から0:100の範囲で可変トルク配分し、発進時はもちろんのこと高速走行、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりの加速などにおいて、絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを楽しむことができます。
 
※ ※ ※

 気になる納車時期ですが、GLC 220 d 4MATIC、GLC 220 d 4MATICクーペ、GLC 300 4MATIC、GLC 300 4MATICクーペは2019年11月、メルセデスAMG各モデルは2019年12月を予定しています。

新型GLCと新型GLCクーペの違いを確認する!(22枚)

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1件のコメント

  1. EとCは下駄が共通なのだが何で今でもあるGLEの350ブルーテックのエンジンをEワゴンとセダンから削いでしまったのかね?
    あのセダンのE350ブルーテックを運転したことあるけど後にC220Dを転がしようもんならまるでオモチャそのもの!
    それにSUVとは言え昔のクラウン並みの最低地上高しかない数値も問題だしメルセデスは4MAICのジャダーを改善したのでしょうかね?
    E220DではDPRの取り回しの都合か?ロードクリアランスが115とかオールテレインですら130がやっとですからね
    ベンツも迷走してますね。

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