日本発売はいつ? 新型「ディフェンダー」 人気SUVの気になる導入時期とは

新型ディフェンダー、日本導入ではどうなる?

 気になるのは、日本導入モデルです。ランドローバーの公式ホームページには、すでに新型ディフェンダーの情報の一部が掲載されています。それによると、当初の導入モデルは2リッター4気筒ガソリンエンジンを搭載した90と110。グレードは「ベーシック」「S」「SE」「HSE」の4グレードを110と90それぞれに設定されていることが分かります。

 往年のファンが飛びつきそうなのが、ベーシックグレード。歴代モデルを彷彿とさせるホワイトのスチールホイールにオフロードタイヤが標準装備されているところなどは、まさしくオールドファンを意識した商品構成です。

 さらに「ファーストエディション」と名付けられたグレードには、往年の2トーンカラーを採用。コンフィギュアル・テレイン・レスポンスや安全装備などを充実させ、付加価値を高めています。

ディフェンダーでは、大人の泥遊びが楽しめる
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 また、日本での発売時期について、ランドローバーに詳しい業界関係者は次のように語ります。

「すでに多くのファンの注目を浴びているディフェンダーですが、予約開始が年内にも始まるといわれています。2019年11月から12月には何らかの動きがありそうです。

 価格も90のベーシックモデルを499万円で販売するという話も聞かれ、日本国内で人気のジープ『ラングラーアンリミテッド』に市場でぶつけてくるのではないでしょうか。ちなみに110は650万円からのプライスのようです」

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 1990年代の終わりにランドローバーのヘリテイジ・デザインセンターは、21世紀のランドローバーコンセプトというデザインを発表しましたが、今回の新型ディフェンダーはその影響を受けていることが分かります。

 新しいディフェンダーに「コレジャナイ感」を持つオールドファンもいると思いますが、個人的には新時代のランドローバーを背負うにふさわしい仕上がりに思えます。

 今後、商用モデルやミリタリーエディションなどバリエーションを増やすと言われていますし、数年以内には130やピックアップなども登場するという情報もあるようです。

 また、前述のディーゼルエンジン仕様は、2020年には導入が予定されているようです。先代はいまだオールドファンに人気の高いモデルですが、スズキ「ジムニー」やジープ「ラングラー」と同じように、新型ディフェンダーはこれまでとは違うユーザー層に支持されていくモデルになりそうです。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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