クルマの夏バテに注意! ワイパーやバッテリーなどチェックしたいポイントとは?

自分でできないリフレッシュはプロに頼む方が確実

 カーナビやオーディオなどの動力源であるバッテリーも、チェックしたいポイントです。

 通販サイトで適合バッテリーを購入する人も多いと思いますが、いままでの「トリクル式充電器」をつないで充電、または新品を買ってきて自分で交換すると、不具合が出るケースが増えているといいます。

自分でできない作業はプロに頼むのが確実
自分でできない作業はプロに頼むのが確実

 前出の高島氏は、バッテリー交換の際の注意点について次のように説明します。

「現在のクルマはバッテリーとさまざまなセンサーが連動しており、単純に取り外して新品に付け替えるだけではダメな場合もあります。

 コンピュータにエラーコードが発生し、排気センサーや外気温センサー、アイドリングストップなどが誤動作を起こしてエンジンがかからなくなることもあります。

 その対処法は、専用のソフトをインストールしたパソコンでコンピュータ診断プログラムでエラーコードの削除作業をすることです。

 とくに新しいクルマやハイブリッドモデルなどは、きちんと整備できるプロに任せた方が時間的にも経済的にもスムーズにリフレッシュできると思います」

 また、複雑な形状の金属パーツの集合体であるエンジンを円滑に動かすために、オイルの劣化にも気をつかう必要があります。

「夏はとくにエンジン内が高温になるためオイルへの負担も大きいです。せめてエンジンオイルくらいは自分でゲージを抜き出して、最低限必要な量の目安である『ロワーレベル』までオイルが足りているかをチェックしてみてほしいですね」(高島氏)

 意外に見落としされがちなのがキーレスエントリーのキーです。いまは電池式のものが主流となっており、電池交換の方法はオーナーズマニュアルに記載されている。一度マニュアルを確認してみるとよいでしょう。

※ ※ ※

 クルマの劣化を放置すると、大きな故障につながるケースもあります。人間も、定期検診での早期発見が重要です。クルマにおいても定期的な検診で、未然にトラブルを防ぐ意識が必要だといえます。

クルマの夏バテでチェックしたいポイントとは? 画像でチェック

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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