ホンダ初のEV「ホンダe」の市販モデルを初公開! 「OKホンダ」で起動するAI機能を搭載

ホンダ初のEVモデル「ホンダe」の市販モデルが、2019年9月に開催されるフランクフルトモーターショーで初公開されることになりました。愛嬌のあるデザインのホンダeですが、さまざまな最先端の機能が盛り込まれています。

「OKホンダ」で呼びかけると答えてくれる!

 ホンダ初のEV「ホンダe」の市販モデルが、2019年9月に開催されるフランクフルトモーターショーで正式にお披露目されることがわかりました。

ホンダe(プロトタイプ)
ホンダe(プロトタイプ)

 ホンダeは、「2025年までに欧州で販売するクルマの100%を電動化する」というホンダの公約に向けた次のステップとして登場。初代「シビック」を彷彿とさせる愛嬌のあるデザインのなかに、最先端の技術を搭載しています。

 従来のようなサイドミラーは存在せず、かわりにサイドカメラミラーシステムを採用。車内に設置されたふたつの6インチモニターにライブ映像が映し出されることで、車両側方部を確認することができます。

 サイドカメラミラーシステムはコンパクトセグメントとして初めて採用されることになりますが、ドアハンドルはポップアップ式とし、車両のでっぱりとなる部分を極力減らすことで、スタイリングはもちろん、空力特性や安全性にも大きなメリットをもたらすといいます。

 内装は居心地の良いリビングのような造りとし、木目調パネルを各所に施すことで、温かみのある空間が広がります。

 さらに、運転席まわりで目を引くのは、デュアル12.3インチLCDタッチスクリーンです。ダッシュボードの大きな面積を占めるこのスクリーンは、インフォテインメントディスプレイとして機能し、さまざまなアプリケーションを利用することができます。

 AI機能を搭載した「ホンダパーソナルアシスタントサービス」は、直感的に操作することができ、「OKホンダ」と呼びかけることで起動します。

 自然な会話による指示や質問を理解するとともに、ドライバーの声を学習し、より正確な応答ができるような技術が盛り込まれました。

 また、ホンダeは「My Honda+」スマートフォンアプリを介して、クルマにリモート接続することができます。

 このモバイルサービスは2017年より開始されており、車両状態の確認やセキュリティの監視など、幅広い機能を提供するようにアップデートされました。EV向けの機能として、バッテリーの充電状況や航続距離などの状況に加え、充電ステーションやナビゲーションの検索結果もモバイルデバイスからクルマに送信することができます。

 ホンダeは、デジタルキーを使用してアクセスできるため、スマホアプリだけでクルマの施錠・開錠が可能です。

※ ※ ※

 ホンダeは、後輪駆動でスポーティな走りが楽しめる電気自動車に仕上がっているといいます。

 すでに、イギリス、ドイツ、フランス、ノルウェーではオンラインによる優先注文がおこなわれていますが、日本での導入についてはまだ明らかになっていません。ホンダとして初めての量産EVモデルとして、注目が集まります。

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