車のタイヤは4本違う種類を履いても良い? 意外と知らないタイヤの選び方とは
タイヤの種類はいろいろある! それぞれの特徴とは?
ひとことでタイヤといっても、「ハイグリップタイヤ」や「エコタイヤ」、「ランフラットタイヤ」など、さまざまなタイプに分類されます。それぞれの特徴は、どのようなものなのでしょうか。

●ハイグリップタイヤ
『路面へのグリップ力が高い』タイヤのことです。強烈なパワーをしっかり路面に伝え、コーナリングも速いスピードでこなせる高性能さがウリで、スポーツカーなどに多く装着されています。
また同じクルマでもハイグリップタイヤに履き替えると、それまで以上にグリップ感が高まってスポーティな走りが味わえますが、摩耗しやすいという傾向があります。
●エコタイヤ
近年、重要視される環境性能に優れたタイヤです。転がり抵抗を減らすことを念頭に開発されており、燃費の向上や耐摩耗性にも優れたタイヤが多いのが特徴です。
その反面、グリップ力は高くはないので、スポーツ走行などは苦手といえます。
●ランフラットタイヤ
パンクなどでタイヤの空気圧が下がっても、所定の速度であれば一定の距離が走れる特殊構造を持つタイヤです。突然のアクシデントにも強いため、高級車に標準装着されるケースが増えています。
ただし、まだ普及率が高くないこともあって、価格が高い傾向があります。
●スタッドレスタイヤ
冬期の雪道やアイスバーンなどを走行するのに適したタイヤです。路面温度が低い状態や雪や氷の上でも十分な制動力とグリップを確保できるように、専用の素材が使われています。
一般道でのロードノイズを抑えた、普段使いできるスタッドレスタイヤも増えていますが、耐久性と摩耗性という点ではサマータイヤよりも早く劣化するケースが多いです。
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ほかにも、一年中装着できるオールシーズンタイヤや、SUVやミニバンなどの各ボディタイプに特化したタイヤなどがあります。
タイヤごとに得意・不得意があるので、どんな道を走るケースが多いのか、どれくらいのグリップ力が欲しいのかなど、使い方やタイヤに求める性能を考慮して選ぶのがよさそうです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。










