車のタイヤは4本違う種類を履いても良い? 意外と知らないタイヤの選び方とは

純正で装着されているタイヤを交換するとき、次にどのようなタイヤを履けばいいのか悩むことがあります。サイズ・扁平率の違いや、別のメーカーのタイヤに変更してもよいのかなど、分からないことも多いものです。タイヤに関する疑問をタイヤ専門店に聞いてみました。

タイヤは地味なパーツながら、じつはとても重要!

 クルマと路面を繋ぐ接点として、タイヤは重要な役割を果たしています。その一方で、ボディの細かいキズは気になるのに、タイヤのことはあまり気にしていないという人も多いのではないでしょうか。

トヨタ「スープラ」に装着されているハイグリップタイヤ(ミシュラン パイロットスーパースポーツ)
トヨタ「スープラ」に装着されているハイグリップタイヤ(ミシュラン パイロットスーパースポーツ)

 昨今のタイヤは性能が良く、耐摩耗性の向上で使用期限が長くなっています。ラジアルタイヤの使用期限はおよそ10年といわれており、走行距離が少ない場合は、車検2、3回分はそのままパスできるため、交換するのを忘れがちなパーツだといえます。

 いざタイヤを履き替えようとすると、同じサイズのタイヤでもさまざまな銘柄(メーカーやグレード)があって、なにを選べばよいのか難しいものです。

 新たにタイヤを購入する際は、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。タイヤ量販店のスタッフに、タイヤの選び方を聞いてみました。

「タイヤを履き替えるときは、同じサイズで同じ銘柄のタイヤがオススメです。純正タイヤは、そのクルマの性能を引き出すことを考慮しているので、同じものを選ぶのがもっとも安心できると思います。

 タイヤによっては、その車種のために専用設計されたものがあります。同じ銘柄でも、納車時の純正タイヤと市販されているタイヤが完全に同じでないこともありますが、同じ性能を目指して開発されています」

 純正と同じタイヤに履き替えるのが安心といいますが、違う銘柄のタイヤに履き替えるのにもメリットがあります。つづけてタイヤ量販店のスタッフは、次のように説明します。

「純正とは違う銘柄(メーカー)のタイヤの傾向や特性などを理解したうえで、好みにあったタイヤに履き替えるのはおすすめです。タイヤによってそれぞれ特徴が違うので、乗り味も変わります。

 ただし、絶対に止めたほうがいいのは、前後で違うメーカーのタイヤを履くことです。表記されるサイズが同じでも、銘柄(メーカー)ごとに微妙にサイズが違うので、バランスが崩れてしまいます。

 また、純正タイヤと比べて性能が低いタイヤを履くのもオススメできません。ドリフト好きの人は、あえてグリップ力の低いタイヤを履かせることがありますが、前後のバランスやグリップ力にバラつきが出て日常使いには適しません。

 4本とも同じ銘柄のタイヤに履き替えるのが、クルマにもいいと思います」

※ ※ ※

 最近のクルマは、横滑り防止機能やトラクションコントロール機能などの電子デバイスが装着されているので、タイヤのグリップ力がバラバラだと安全に寄与する機能がうまく作動しないこともあり得ます。

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