「昔は良かった?」 いまパッとしないモデルチェンジで失敗したクルマ4選
海外では人気が高いのに、日本ではパッとしない車種も存在!?
●スバル「レガシィ」
「レガシィ」は5ドアステーションワゴンと4ドアセダンの2本立てで、1989年に発売されました。
現在のモデルで第6世代となっており、2003年には4代目レガシィを含む国内累計販売が100万台を突破しました。
スポーツセダンとツーリングワゴンとしての地位を確立したレガシィですが、ワゴン人気の低迷などにより2014年のフルモデルチェンジでツーリングワゴンを廃止。
ツーリングワゴンの後継車として「レヴォーグ」が登場しています。
残るはセダンの「B4」とクロスオーバーSUVの「アウトバック」のみとなりました。2018年度の新車販売台数は9328台となり、1万台を切る結果に。2014年からの5年間のなかで、1万台を切ったのは、2018年が初となりました。
日本ではあまり目立たない存在のレガシィですが、海外では2018年度の販売台数が28万1846台と、同社の「インプレッサ」に次ぐ販売台数を記録しており、海外市場で支持を受けていることがわかります。
●日産「マーチ」
日産「マーチ」は1982年に発売され、37年の歴史を持つクルマです。コンパクトカーとして人気を博したマーチは、現在までで第4世代となっており、1992年に発売された2代目マーチは、1996年に13万台以上を販売した実績があります。
マーチが販売台数を伸ばした要因としては、商品力が高かったことや、コンパクトカーの優れた経済性がバブル崩壊により見直されたことによるものでした。
しかしその後、トヨタ「ヴィッツ」やホンダ「フィット」などの強力な競合車が登場したことや、日産のコンパクトカーとして「ノート」が主力となったことなどにより、販売台数が減少していきました。2018年のマーチの新車販売台数は1万2122台と、前年比84.9%という結果に。
2019年上半期(1月から6月まで)で見ると5884台で前年比82.3%と、今年も販売台数の減少が見込まれます。
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クルマを選ぶときには「人気の高さ」を気にする場合もありますが、人気が低いクルマであるからといって、必ずしも良くないクルマという訳ではありません。
人気の高さだけではなく、自分が求めるものを持っているかということも考慮して、クルマ選びをおこなうと、選択肢が広がってより満足いく結果を得られるのではないでしょうか。
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