10年経っても魅力的! 超ロングセラーな国産車3選
ひと昔前は、クルマのモデルサイクルは4年といわれていましたが、近年ではより長い期間販売し続けるモデルが増えています。なかには、10年以上フルモデルチェンジがおこなわれないクルマも。そこで、発売から10年以上経つロングセラーモデルを3車種ピックアップして紹介します。
10年フルモデルチェンジがおこなわれないクルマがある!
自動車メーカーは日々新型車の研究開発をつづけ、より消費者に受け入れられるクルマづくりをおこなっていますが、一方で、長年フルモデルチェンジがおこなわれていないクルマも数多く存在します。
そこで、今回は10年以上フルモデルチェンジがおこなわれていないモデルを3台ピックアップして紹介します。
●トヨタ「エスティマ」
現行モデルの乗用車で、もっともロングセラーとなるクルマは、トヨタ「エスティマ」で、発売は2006年1月からです。
現行のエスティマで特徴的といえるのが、その車格です。ボディサイズは全長4820mm×全幅1810mm×全高1760mmと、トヨタ「ヴォクシー」に代表されるMサイズミニバンと、トヨタ「アルファード」に代表されるLサイズミニバンのちょうど中間サイズとなっています。
エスティマとサイズ面で近いクルマとしては、ホンダ「オデッセイ」や三菱「デリカD:5」などが挙げられますが、それぞれ車種としてのキャラクターが立っているので、直接的な競合にはなりにくい存在です。
また、2018年の日本自動車販売協会連合会の販売実績データを見ても、1年間で9062台を販売しています。
さらに、近年人気の車種には必須ともいえる、ハイブリッドシステムを搭載した仕様もラインナップされており、まだまだ魅力は健在といえそうです。
●日産「GT-R」
日産が世界に誇るスーパースポーツカーである現行R35型日産「GT-R」は、2007年12月に販売が開始されました。
前身となるモデルは「スカイラインGT-R」ですが、“最速”であることが宿命付けられ、いまなおその期待に応え続けています。
GT-Rは毎年改良が加えられるイヤーモデル制を取っており、登場当時は480馬力だった最高出力は、2020年モデルでは570馬力(NISMO仕様は600馬力)を発揮。
また、ハンドリングや乗り心地などにも改良が重ねられています。
登場から10年が経過したいまでも世界トップレベルの性能が維持され続け、どこまでパワーアップするのか、そして次期型の登場がいつなのか、注目される1台です。