車のミラーはどう調整すべき? 事故防止に貢献する運転前の準備とは
ドライバーが運転前におこなうべきこととして、ミラーやシートの調整がありますが、正しい調整方法はどのようなものでしょうか。
ないがしろにしがち? サイドミラー・バックミラーの調整法とは
クルマの運転前の準備のなかには、シートベルトの着用の前にやらなくてはならないことが数多くありますが、なかには各ドライバーが微調整をおこなう必要があるものもあります。
そのひとつに、左右のサイドミラーの調整がありますが、ミラーになにが映っている状態が適切なのでしょうか。
クルマのサイドミラーは、運転席のドアパネルや、ハンドルの右奥付近のスイッチで調整できる場合が多いですが、レンタカーやカーシェアリングサービスなどで愛車以外のクルマに乗る場合は、どのような目安を持って調整すべきか悩む場面もあります。
「タイムズ」ブランドによるレンタカーやカーシェアリングサービスの運営などで知られるパーク24(株)は、運転時のサイドミラーの調整方法について次のように説明します。
「サイドミラーを調整する際には、左右の調整においては、ミラーの面積のうち車体が1/4程度映るようにするのが望ましいです。
上下方向においては、空と地面の比率が半々程度になるように動かしてください」
ミラーのなかに車体が映り込むように調整する理由としては、後方の物体との距離感を認識するため、ということが挙げられます。
ミラーを正しい位置に調整することで、安全運転に寄与するだけでなく、駐車をスムーズかつ正確におこなうことができるので、そういった意味でも調整が重要といえるでしょう。
同じく後方を確認する装備としてルームミラーがありますが、この調整時にもコツがあると、前出のパーク24(株)は説明します。
「ルームミラーを調整するときは、左手でミラーを動かすようにしてください。右手で動かすと、シートが体から離れてしまうため、運転中のミラーの見え方とのズレが大きくなります」
安全運転に大きく関わる運転時の視界について、すべてのドライバーが改めて意識することが求められます。
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