車のミラーはどう調整すべき? 事故防止に貢献する運転前の準備とは
意外と知らない運転時のシート調整法とは
安全運転にあたっては、正しい運転姿勢をとることも重要です。
シートの前後位置やリクライニング角度はもちろん、車種によってはハンドルの上下と奥行きの位置を調整できるものもあります。
正しい運転姿勢の調整方法について、ホンダは次のように説明します。
「運転席の前後位置を調整するときは、右足でブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだとき、膝が伸びきらず、少し余裕があるぐらいの位置にするのが適切です。MT車の場合は、クラッチペダルを左足で踏み込んだときが基準となります。
またシートバックの角度(リクライニング角度)は、背中をシートにつけた状態で、ハンドル上部を握り、ひじに少し余裕ができる角度にあわせます。ハンドルの位置が調整できる場合は、それもあわせて調整しましょう」
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近年、ペダルの踏み間違いが原因と思われる交通事故が盛んに報道されていますが、踏み間違いが起こる理由として、適切でない運転姿勢をとることがそのひとつであることは十分に考えられます。
シート位置が過剰に前方へ寄った状態で調整されていると、運転席の足元の空間が狭くなることで、正確な操作が難しくなります。一方、前述のとおりペダルを踏み込んだときに膝が伸び切ってしまう状態も危険です。
家族で共用しているクルマの場合やレンタカーの利用時においてはとくに、運転をより安全かつ正確におこなえるように、ミラーの視界確保や運転姿勢の確認を怠らないことが必要だといえます。
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