バブル前夜の80年代に大流行! 懐かしの昭和「ハイソカー」5選
初代ソアラ、初代レパードなど懐かしの「ハイソカー」
●トヨタ「ソアラ」(Z10型)
1981年に登場した2ドアパーソナルクーペが初代「ソアラ(Z10型)」です。
ソアラはトヨタのイメージリーダーとして、先進の技術が詰め込まれた上級スペシャリティカーでした。4輪独立懸架や4輪Vディスクブレーキの採用、2リッターエンジン用2ウェイオーバードライブつき4速ATなど、グランドツーリングカーとしての操縦安定性や快適性を実現するためにさまざまな先進技術が投入されました。
またインテリアにおいても、デジタルスピードメーターやグラフ表示式タコメーター、ソフトタッチ式のマイコン制御オートエアコン、デジタル任意速度警報装置など、未来感のある装備が満載でした。
初代ソアラは空前の大ヒットを記録。1986年に発売された2代目(Z20型)も初代のコンセプトを踏襲し、こちらも人気モデルになりました。
●日産「レパード」(F30型)
1980年10月に登場したのが初代「レパード」です。初代ソアラよりも前に発売されています。
ロングノーズでスクエアなエクステリアは当時でも斬新なデザインで、2ドアハードトップのほか、4ドアハードトップも存在していました。
初代レパードは、ドライブコンピュータやワイパー付きフェンダーミラー、オートエアコン、チルト&テレスコピックステアリングなど、さまざまな先進機能を搭載していましたが、前期型は翌1981年2月に発売されたソアラに比べるとパワー不足が否めず、人気を奪われました。
1986年に発売された2代目レパード(F31型)は、発売当初はソアラの陰に隠れた存在でしたが、TVドラマ「あぶない刑事(デカ)」で主人公が乗る劇中車として登場して以来、人気モデルの仲間入りをしました。いまでも中古車市場では高値で取引をされている1台です。
●日産「ローレル」(C32型)
1984年に登場した5代目「ローレル(C32型)」もハイソカーブームをけん引した1台です。ヨーロッパ車のようなデザインだった先代(C31型)ローレルから一新、直線基調のエクステリアに変更されました。
いまでは当たり前の装備である「電動格納式カラードドアミラー」は、このC32ローレルが世界初採用となりました。
4ドアハードトップと4ドアセダンのふたつのボディタイプがあり、直列6気筒や直列4気筒エンジンのほか、2リッターV型6気筒ターボエンジン搭載車も設定されていました。このモデルは中古車市場でも人気でした。
1989年にローレルは6代目(C33型)にフルモデルチェンジ。4ドアハードトップのみとなりました。
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ハイソカーと呼ばれて親しまれたクルマには、ほかにもトヨタ「クラウン(12系、13系)」、ホンダ「レジェンド(初代)」、日産「スカイライン(R31系)」などがありましたが、その中心となったのはマークII 3兄弟などのトヨタ車でした。
バブル景気もあり、80年代後半には各社から高級路線のモデルが続々と登場しましたが、バブル崩壊による景気後退により、ハイソカーブームも終焉を迎えます。
その後は、世の中がRVブームやミニバンブームに移っていきます。4ドアハードトップや4ドアセダン自体の人気がなくなり販売台数が激減。今回、紹介したモデルの車名はすべて日本で消えています。
F30レパードもL28Eの280Xなら不足は無かったけどね
後のL20Eも430型セドリックでY30にチェンジされる直前は下からのトルクの立ち上がりも改善されてたけどね
自分が好きなのは330型セドリックの2800Eブロアムで後の430型の280Eブロアムよりパワフル