トヨタ車のアルピナがついに出た! パワー感が半端ないコンプリートカー「トムスC35」に乗ってみた

日本で販売されていない3.5リッターV6エンジンを積む北米カムリをベースに、究極のBMWといわれるアルピナを目指し、トヨタ車のノウハウを知り尽くしたトムスがフルチューン。トムスが作ったトヨタ車のアルピナとはどんな仕上がりなのか、辛口自動車評論家の国沢光宏氏が「トムスC35」をレポートします。

思わず「凄いね!」トムスが手掛けた「違いがわかる大人のクルマ」

 では早速乗ってみます。Dレンジをセレクトして走り出す。すると確かに「いいね!」。何がいいかといえば、全体の雰囲気です。エンジンは驚くほどトルクフルかつ滑らか。アクセル踏むと必要なだけのトルクが湧き出し、それでいてエンジンの振動は全く無いです。

トムスの「C35」
トムスの「C35」

 ハイブリッドもトルクがあるけれど、一定の回転数で頭打ちになる。3.5リッターは回せば回すだけパワーが出るから楽しい。

 参考までに書いておくと、ハイブリッドのシステム出力は211馬力に対し、3.5リッターは301馬力! 1.5倍のパワー持つのだから速くて当然かもしれません。

「違いがわかる大人のクルマ」ということなら、標準車よりパワーのあるエンジンが必要。という点からすると、ハイブリッドに乗ってる人なら3.5リッターのアクセルを踏んだら思わず「凄いね!」となるでしょう。

 ちなみに試乗車にはトムスで開発したスロットルコントローラーが付いていて、出力特性を切り換えられます。ノンビリ走りたいなら、ペダル操作に対しスロットルを少なめに開き、スポーティなドライバビリティを好むなら早開けとすればOK。早開けにすると上質な排気音も常時味わえます。

 今後、本気でアルピナを狙うなら、4リッター400馬力が必要か。

 サスペンションはスプリングを交換したローダウン仕様。エンジンと同じく標準のダンパーのクオリティが高くそのままで十分だという判断らしい。

 乗ってみるとしっかり減衰力が出ており、ローダウンしたスプリングとのバランスも良い。このあたりの判断はさすがトヨタ車のノウハウを持つトムスだと感心しきり。乗り心地にウルさい私でも納得です。

 フロントとサイド、リアのボディパーツについては写真で見て頂いた方が解りやすいと思う。エンジンとサスペンションを含め、毎日乗れるちょうどいいバランスのスポーツセダンに仕上がってます。

 トムスC35の価格は650万円スタート。興味ある方はトムスにコンタクトしてみてください。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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