新車約330万円! 日産の“新型”「“6人乗り”セレナ」!? 1リッターで20km以上走る「サードシートレスモデル」! 利便性強化のLCVとは
日産「セレナ」がマイナーチェンジを受け、装備や使い勝手がさらに磨かれました。 そのラインナップには、福祉用途に特化した“サードシートレス仕様”も設定されています。どのような特徴があるのでしょうか。
3列目がないセレナ? 「“サードシートレス”仕様」とは
2025年12月18日にマイナーチェンジが発表され、装備の見直しや質感向上で再び注目を集めている日産「セレナ」。ファミリー向けミニバンとして長く支持されてきたモデルですが、実はラインナップの中には“サードシートレス仕様”という少し特殊なバリエーションも用意されています。いったいどのような特徴を持つ仕様なのでしょうか。
セレナは1991年の初代登場以来、家族向けミニバンとして支持されてきたモデルで、現行型は2022年登場の6代目です。
現行モデルのボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mm(車種により異なる場合あり)、ホイールベースは2870mm。7人乗りと8人乗りを設定し、扱いやすいサイズ感となっています。
外装は水平基調の落ち着いたデザインを採用し、内装は広い室内高とフラットなフロアにより、家族での移動を快適にするパッケージが特徴です。
パワートレインは日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を中心に構成され、1.4リッターエンジンとモーターを組み合わせた2WDモデルでは最高出力120kW(163PS)を発揮。

WLTCモード燃費は最大20.3km/Lを記録します。ガソリン車もラインナップされており、用途に合わせて選べる構成です。
先進安全装備も充実しており、プロパイロットや360°セーフティアシストなど、日常の運転を幅広くサポートします。
今回のマイナーチェンジでは、上級グレードを中心にフロントグリルやホイールデザインを刷新しました。
新色の追加に加え、Google搭載の最新NissanConnectインフォテインメントシステムや、最新カメラ技術によるインテリジェントアラウンドビューモニターなど、使い勝手と安全性の向上が図られました。家族向けミニバンとしての魅力をさらに磨いた内容となっています。
その一方で、一般ユーザー向けとは別に、“サードシートレス仕様”という特別な構成も設定されています。
これは一般仕様とは異なり、福祉車両「ライフケアビークル(LCV)」シリーズとして用意されているものです。車いす利用者がそのまま乗車できるよう、後方スペースを広く確保するために3列目シートをあえて設けないレイアウトを採用しています。
構成は6人乗り仕様が基本で、車いす利用者1名+通常座席5名という組み合わせになります。セカンドシートは前後、横スライドが可能なため、車いすの位置に合わせて調整でき、介助者が隣で見守りやすい空間をつくることができます。室内高も余裕を持たせており、車いす乗車時の頭上空間をしっかり確保している点も特徴です。
チェアキャブにはスロープタイプとリフタータイプの2種類があり、スロープタイプは耐荷重200kgで、車高調整機構によりスロープ角度を緩やかにし、介助者が扱いやすいよう工夫されています。スロープは前倒れ格納タイプのため、使用しないときは荷室を広く使うことができ、日常の荷物積載にも柔軟に対応できます。
一方のリフタータイプは電動リフトを備え、リフター昇降能力は160kgと、大型の車いすにも対応。昇降はスイッチ操作で完結し、挟み込み防止機構などの安全装置も備わっています。スロープタイプ、リフタータイプのいずれも車いす固定装置を標準装備し、走行中の安定性を確保しています。
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車両本体価格(消費税非課税)はスロープタイプが330万5000円から、リフタータイプが342万9000円から設定されています。
サードシートレス仕様は、セレナの実用性を福祉用途へと広げる選択肢として位置づけられています。利用者の生活に寄り添う一台として、今後も選ばれていくでしょう。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。















































