メルセデス・ベンツは､「SLC」最後の特別仕様車「SLC Final Edition」を追加し、2019年6月28日より発売しました。

　SLCは、1996年にメルセデス・ベンツ初の電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を備えた全天候型オープンカー「SLK」として登場したクルマです。

　現行モデルは、2016年にメルセデスのロードスターを表す「SL」と車格を表す「C」を組み合わせ、「SLC」と名称を刷新するとともに、大幅な改良が施され、上質なオープンドライブを楽しめるロードスターとして幅広いユーザーに支持されています。

「SLC 180 Sports Final Edition」は、SLC 180 Sportsをベースに、外装色に初代SLKをオマージュしたサンイエロー（有償オプション）を設定し、専用のハイグロスブラックペイント、18インチAMG 5スポークアルミホイールを標準装備しています。

　また、フェンダーには専用の「SLC FINAL EDITION」バッジがあしらわれ、外装色はサンイエローの他に、ポーラーホワイト、オブシディアンブラック、ダイヤモンドホワイト、セレナイトグレーの計5色から選ぶことができます。

　インテリアにも専用のブラックとシルバーパールの2トーンカラーのナッパレザーシートを採用し、カーボンパターンエンボスが入った専用シフトレバー、およびステアリングが装備されています。また、カーボンパターンが特徴のブラッシュドアルミニウムインテリアトリムが随所に採用されました。

　オプション装備として、スイッチを押すだけでルーフトップの透過率を瞬時に変更し、クリアモードとダークモードを自在に切り替えることができるマジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフを設定しています。ルーフを閉めた状態でも快適なオープンエア気分を味わうことができます。

「メルセデスAMG SLC 43 Final Edition」は、SLC 43をベースに外装色にサンイエローのみを採用し、専用のマットブラックペイント18インチAMG 5スポークアルミホイールを標準装備しています。

　インテリアにも専用のブラックとシルバーパールの2トーンカラーのナッパレザーシートを採用。SL 63と同じ専用AMG E-SELECTレバーと「AMG EDITION」ロゴが下部に配されるセンターマーキング付き専用デザインステアリングホイールを装備しています。シートだけではなく、室内の随所に上質なナッパレザーを取り入れています。

　1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載した、SLC 180 Sports Final Editionの価格は595万円、3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載したメルセデスAMG SLC 43 Final Editionの価格は989万円（共に消費税込）となっています。