なぜスバルは青色多い? シビックタイプRは白など車によって定番色がある理由

スバルといえば「青」、スズキ「スイフトスポーツ」といえば「黄色」が定番のボディカラーですが、メーカーや車種によってイメージカラーが存在するのはなぜなのでしょうか。

スバルのイメージカラー「WRブルー」の由来は?

 スポーツカーを中心に「このクルマならこの色」という印象の強い色の組み合わせがあります。その色がイメージカラーとなっているのはなぜなのでしょうか

スバル「サンバー WRブルーリミテッド」

 スバルには「WRブルー」と呼ばれるイメージカラーがあります。現在のラインナップでは、フラッグシップパフォーマンスモデルの「WRX」やトヨタ「86」の兄弟車である「BRZ」、スポーツワゴン「レヴォーグ」の一部グレードに設定されています。

「WRブルー」は、「スバルといえば青」というくらい強いイメージを持ったカラーといえるでしょう。

 イメージカラーについて、スバル広報部は次のようにコメントします。

「正式な記録はないのですが、スバルのロゴマークと関係があると思われます。ロゴマークの六連星(むつらぼし)は地の部分が青、そのなかに6つの星が書かれています。その青がイメージカラーとして定着したようです。

 現行モデルのWRXでは、約30%の人がこの『WRブルー』を選択するほど、人気のボディカラーとなっています」

 スバルのイメージカラーとして青の組み合わせが広まったのは、かつて世界ラリー選手権に参戦したときの「インプレッサWRX」です。「WRブルー」の「WR」とは、ワールドラリー(世界ラリー)の略で、ブルーの車両が世界の頂点を競うのは、見る人に鮮烈なイメージを与えました。

 前出のように、WRブルーはスポーツモデルに設定されることがほとんどですが、かつては「レガシィ」や「フォレスター」の特別仕様車に設定されたり、軽トラック&バンである「サンバー」の最終記念限定車に採用されるなど、スバルにとって特別な色となっています。

 いっぽうで、メーカーというよりも車種限定でイメージカラーがあるのはスズキ「スイフトスポーツ」の黄色です。この黄色のルーツは、スズキのモータースポーツのイメージカラーが由来となっています。

 2000年代前半に、スイフトをベースにしたジュニア世界ラリー選手権の参戦車両が黄色く塗られていたことから、そのイメージや走りのこだわりを市販車に反映。

 2003年に発売された初代「スイフトスポーツ」に専用色として「チャンピオンイエロー」が設定されました。カラー名称からして、モータースポーツとの関連がうかがえます。

 スズキ広報部によると「販売比率は非公表ですが、直近の動向では6色のボディカラーのうちホワイト、シルバーの次にイエローが人気です」とのことです。

ホンダ「タイプR」のチャンピオンシップホワイトはどんな色?画像でチェック(23枚)

【注目!】 スバルは何が凄い? クルマ好き必見な情報を見る!

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー