人気の数字「358」に隠された真実とは? ナンバープレートに希望する人、全国に広がる! 風水、縁起、仏教…謎に迫る

街中で見かけることが増えた「358」ナンバー。一見すると普通の数字ですが、実はその人気は全国的な広がりを見せています。ついに抽選対象となるほどの人気ぶり。なぜこれほど多くの人が「358」を選ぶのでしょうか。そこには、古くから伝わる縁起の良い意味や、意外な理由が隠されていました。

なぜ「358」はこんなに人気? ナンバープレートに隠された「幸運の秘密」

 クルマのナンバープレートといえば、4桁の数字を自分の好みで選べる「希望ナンバー制」が広く知られています。

 近年、特に注目を集めているのが「358」というナンバー。

 全国的に人気を博し、ついに全国抽選対象希望番号に昇格することになりました。

 なぜこの数字がそれほど人気なのでしょうか。

「358」なぜ人気?(イメージ)
「358」なぜ人気?(イメージ)

 希望ナンバー制度は、新車購入時やクルマの名義・住所変更時などに、ナンバープレートの4桁の数字部分をユーザーが自由に選べる制度です。

 この制度は1998年5月から横浜、神戸、福岡、札幌などの地域でスタートし、翌1999年5月には全国で、軽自動車は2005年1月から導入されています。

 希望ナンバーは、特に人気が高く抽選に当選した人のみが取得できるものを「抽選対象希望番号」。

 番号が既に払い出されていない限り取得できるものを「一般希望番号」とした2種類に分けられます。

地域毎に登録自動車と軽自動車で抽選対象希望番号は異なっている

 抽選対象希望番号には全国一律で抽選対象となっている番号と、特定の地域で抽選対象となっている番号があり、全国一律のものでは以下の通りでした。

「・・・1」「・・・7」「・・・8」「・・88」「・333」「・555」「・777」「・888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」

 そして今回、全国自動車標板協議会が運営する「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」の公式サイトで発表されたように、この全国抽選対象希望番号に「358」が加わることになります。

 これまで「358」は2021年5月1日から「名古屋」ナンバーでは既に抽選対象番号となっていました。

抽選対象希望番号の追加について(画像引用:広島県自動車整備振興会 業務課)

 では「358」はどれほど人気のなのでしょうか。

 希望ナンバーのランキングは、全国自動車標板協議会が「東京モーターショー(現ジャパンモビリティショー)」のタイミングで公開しています。

 では、過去の「358」はどのような状況だったのでしょうか。地域別、車種別含めて「358」が10位内にランクインしているのは以下の通りです。

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– 2015年:地域別、車種別含めて「5・7ナンバー(小型車)」で2地域、「軽自動車」で2地域。
– 2017年:「3ナンバー(普通車)」で1地域、「5・7ナンバー(小型車)」で7地域、「軽自動車」では16地域でランクイン
– 2019年:「3ナンバー(普通車)」で25地域、「5・7ナンバー(小型車)」で38地域、「軽自動車」では75地域でランクイン
– 2023年:「3ナンバー(普通車)」で91地域、「5・7ナンバー(小型車)」で96地域、「軽自動車」では125地域でランクイン
※2021年は未発表
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 さらに8年の間に「358」は軽自動車で全国1位、小型車で6位、普通車でも9位にまで人気が急上昇。また最近では「3588」といったバリエーションも人気を集めつつあります。

2023年全国希望ナンバーランキング(くるまのニュース編集部作成)

 では、なぜ「358」が人気なのでしょうか。

 一見すると、「358」の人気の理由は数字からは読み取れません。

 その明確な理由は分かっていないものの、現在考えられている理由にはいくつかの説があります。

「358」という数字は縁起が良く、幸運をもたらすと考えられていることが理由のひとつとして挙げられ、インターネットで検索しても幸福の数字と出てきます。

 また風水学では「3(金運や発展)」、「5(財運)」、「8(成功運)」を呼ぶ数字と言われています。

 さらに古くから日本では三種の神器や五十猛神(イソタケルノミコト)、八百万の神など「3・5・8」の数字が吉数とされてきました。

 また作家・小林正観氏が「358」をパワーのある数字として提唱しています。

 その理由として、仏教の開祖・釈迦が悟りを開いたのが35歳8か月だったこと。

 中国の古典文学「西遊記」の三蔵法師が沙悟浄(3)、孫悟空(5)、猪八戒(8)をお供に連れていることなどを挙げています。

※ ※ ※

軽自動車で「358」を見かける機会は多い(くるまのニュース編集部撮影)

 街中で見る機会が増えてきた「358」。

 一見すると見逃しがちですが、実は色々な意味が込められているのかもしれません。

 なお基本的に希望ナンバー制の対象となる車両は自家用・事業用の登録自動車と自家用の軽自動車です。

 しかし、今後はバイク(126cc以上)を対象に2026年度中から導入される予定となっています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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