小さいからこそ楽しさ倍増! 最新スポーツ軽自動車5選
2015年に15年ぶりの復活を果たした「アルトワークス」
●スズキ「アルトワークス」
1979年に車両本体価格47万円で発売された初代スズキ「アルト」は、その後の軽ボンネットバンブームの火付け役となりました。
1980年代半ばから軽自動車では「第二次パワーウォーズ」が勃発し、1987年に当時としては驚異的だった最高出力64馬力を発揮する、550cc直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載した「アルトワークス」シリーズが登場。
リッターカーはもちろん1.6リッターエンジンを搭載したスポーティカーにも勝るゼロ発進加速で、他メーカーも続々と高性能な軽自動車を発売することで対抗しました。
アルトワークスは5代目アルトまでで一旦消滅しましたが、2014年に発売された8代目アルトのホットバージョンとして、15年のブランクを経てアルトワークスが復活しました。
660cc直列3気筒DOHCターボエンジンは、同時期に販売されていた「アルトターボRS」と最高出力こそ同じ64馬力ですが、アルトワークス専用チューニングが施されたエンジン制御プログラムにより、10.2kgmまでトルクが高められました。
また、専用設計のショートストロークシフトを採用した5MT車は、ギアレシオを1速から4速までクロスレシオ化するなど、かなりスポーティな仕上がりとなっています。ほかにも、スズキ独自のMTをベースにAT化した「5AGS」も選べます。
さらにKYBの専用ショックアブソーバーや、FF車にはリアスタビライザーを追加するなどサスペンションチューニングが施され、安定したコーナーリングが可能となっています。
アルトワークスの価格は150万9840円(5MT・2WD)から165万5640円(5AGS・4WD)です。
●ホンダ「N-ONE RS」
ホンダ「N-ONE」は2012年に発売されました。一般的な軽トールワゴンよりも全高が低いハッチバック・スタイルで、内外装のバリエーションも豊富です。
2014年からは、市販モデルにロールケージや4点式シートベルトなどのレース用装備を装着すれば、普段乗っている「ナンバー付き車両」でも参戦可能なN-ONEによるワンメイクレース「N-ONE オーナーズカップ」も開催。
2019年も全国主要8か所のサーキットで全14大会を開催するなど、モータースポーツの敷居も下げています。
そして、2017年のマイナーチェンジではスポーティモデルの「N-ONE RS」が追加されました。
最高出力64馬力の660cc直列3気筒DOHCターボエンジンに、組み合わされるトランスミッションはCVTのみですが、ハンドルのパドル操作によってマニュアル車感覚で扱える7スピードモードも採用しています。
また、標準でローダウンサスペンションとフロントスタビライザー、フロントベンチレ―テッドディスクブレーキなどを装備していますので、走りの質も高めています。
N-ONE RSの価格は174万960円です。純正アクセサリーも豊富に用意されていますから、自分好みのN-ONEにすることも可能です。
【了】
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。