事故原因は人かクルマか… 池袋の暴走事故もデータで解析? 車両に組み込まれる「EDR」とは

池袋の暴走事故、加害者は今でも「ブレーキ踏んだのに効かなかった」と自分のミスを認めていません。警察も事故直後はメディアに対し、「クルマのトラブル」を示唆していました(アクセルが戻らなかった、という警察しか知らない加害者の供述が報道された)。しかし、いまや警察は「車両側に問題無い」という姿勢。なぜ警察の考えは変わったのでしょうか?

最新のEDRを搭載した車両なのに情報を参考にしなかった?

 なぜ警察はEDRの情報を参考にしないのでしょうか? 調べてみたら興味深いことが判明しました。ここにきて警察もEDRをしっかり認識しており、最近になって『科捜研』(科学捜査研究室)が所轄対象に勉強会を開いているとのこと。

最新のEDRを搭載している4代目プリウス

 取材していくとわかったのは、市原での事故当時、まだ科捜研の勉強会に出ていなかった所轄が担当だったということらしいです。

 以上、トヨタに限って言えば2012年以降に発表された新型車には、全て新型のEDRが付いており(スバル生産の86もトヨタ式のEDR)、もし納得の行かない事故に遭遇したならディーラーに依頼すればEDRの情報を出してくれるとのことです。

 今後、車両に組み込まれるEDRの情報を活用出来るようになれば、正確な事故解析が可能になるはずです。

 筆者(国沢光宏)は、他メーカーについても情報を集めています。判明次第、紹介していきたいと思います。

【了】

※一部修正しました(5月29日12時30分)

プリウスは初代から簡易ながらEDR機能を採用。歴代プリウスを画像でチェック(17枚)

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画像ギャラリー

Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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